続・皮膚病が原因で家から追い出されてしまったキジトラちゃん | NPO法人ねこけん Official Blog

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2011年9月22日に立ち上げた新猫ボランティア団体『NPO法人ねこけん』の公式ブログ

※前回の記事をご存じない方はこちら をクリック!


ようやく、疥癬の猫ちゃんの飼い主の方に会え、お話する事ができました。

ご近所の方のお話だと老夫婦という事だったのですが、飼い主の方は50代~60代の女性で一人暮らしをされていました。

ねこけん部隊が手紙を入れた数日後に病院へ連れて行き、皮膚病のキジトラちゃんを家に入れてくれたようです。


ねこけん公式ブログ
↑外にいた時のキジトラちゃん


さっそく飼い主さんのお部屋へ上がらせてもらい、皮膚病のキジトラちゃんを確認。

ホットカーペットの上にバスタオルが敷かれ、その上にゴロゴロと寝そべっているキジトラちゃんがいました。

まだ皮膚がボロボロで、バスタオルには皮膚片がバラバラと落ちている状態でしたが、痒みは治まっているようでした。

私が近づいたらシャーと一度だけ威嚇してきましたが、温かいホットカーペットにご機嫌な様子。



飼い主の方に写真をとる事を断わられてしまいましたが、キジトラちゃんが寝そべっているお部屋で

1時間ほどお話する事ができました。


キジトラちゃんの名前はラブちゃん。

4歳の男の子です。

飼い始めた経緯はラブちゃんが3ヵ月くらいの頃、知人から譲り受けたそうです。

1年前から皮膚を掻くような仕草はあったものの、忙しくて病院へ連れて行っていなかったとの事。

『ねこけん』からの手紙をきっかけに病院へ連れて行き、疥癬の注射を打ってもらったが、獣医さんより病状がかなり進行しているため1度の注射では完治しないと言われたそうです。



行き場のない子猫を託した知人の方が、現在のラブちゃんを見たら、どう思うのでしょうか?


疥癬はとても強い痒みを伴う病気です。

忙しいからと疥癬を放置していた1年間、ラブちゃんはどれ程の苦しみを味わっていたのか・・・。



飼い主の方には自らの怠慢を反省して頂き、ラブちゃんが完治するまで継続して動物病院へ連れて行く事や

ラブちゃんに去勢手術をし、適正に飼育する事を約束をしてもらいました。

それから、ねこけん部隊が定期的にラブちゃんの様子を見させてもらう事にも承諾して下さったので、引き続きラブちゃんの経過をブログ内で報告させていただきます。




愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪です!


違反すると、懲役や罰金に処せられます。


愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者は1年以下の懲役または100万円以下の罰金
愛護動物に対し、みだりにえさや水を与えずに衰弱させるなど虐待を行った者は50万円以下の罰金
愛護動物を遺棄した者は50万円以下の罰金


※動物虐待とは、動物を不必要に苦しめる行為のことをいい、正当な理由なく動物を殺したり傷つけたりする積極的な行為だけでなく、必要な世話を怠ったりケガや病気の治療をせずに放置したり、充分な餌や水を与えないなど、いわゆるネグレクトと呼ばれる行為も含まれます。


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