今までの栄養所要量→食事摂取基準に名称変更
★目的
・国民の健康の維持、増進
・エネルギー、栄養素欠乏の予防
・生活習慣病の予防
・過剰摂取による健康障害の予防
★対象者
・健康な個人または集団
・何らかの軽度な疾患(高血圧、高脂血症、高血糖)を有していても、食事指導、食事療法、食事制限が適用されたり、推奨され
たりしないもの。
★食事摂取基準の指標
・推定平均必要量(EAR)
摂取量がこの量であると、必要量を充足している確率は50%である。
・推奨量(RDA)
ある対象集団の中でほとんど(97~98%)の人が不足していない量
※上記のふたつは、欠乏症にならないようにするための数値を実験的に決定
・目安量(AI)
特定の集団において、不足状態を示す人がほとんど観察されない量として与えられる数値。「推奨量」が算定できない場合に限って算定する。
例えば、乳幼児の必要エネルギーを算出する場合、乳幼児に対して非常に低いエネルギーを与えることは実験することができない。などの理由。
※推奨量と目安量は、「健康の維持」を目的とする指標のため、
生活習慣病の一次予防を目的とするものではない。
・目標量(DG)
長期間に渡る疫学的な観察研究や介入研究によって得られる指標から得られる生活習慣病予防のために当面の目標とすべき摂取量。
・上限量(UL)
ある性・年齢階級の属するほとんど(97~98%)の人々が、過剰摂取による健康被害にならない栄養素摂取量の最大値。
【変更された点】
・生活習慣病予防に重点を置き、以下の栄養素について新たな指標である「目標量」を設定した。
増やすべき栄養素
食物繊維、n-3系脂肪酸、カルシウム、カリウム
減らすべき栄養素
コレステロール、ナトリウム(食塩)
・脂質については、量だけでなく質も考慮する必要があり、飽和脂肪酸、n-3系脂肪酸、n-6系脂肪酸、コレステロールについても策定した。
カルシウム
妊婦・授乳婦は目安量を目標に摂取し、今までの付加量はなしとした。
ただし、妊娠中毒症などの胎盤機能低下がある場合は付加が必要
鉄
成人女性の場合、月経の有無にて摂取量に変化あり。
妊産婦・授乳婦にはそれぞれ付加量が設定されている。
亜鉛吸収やその他への影響を考慮して、上限値を設定。
会社の研修課題である・・・・
情報はすぐ変わるので資格を取ったからといって日々の勉強を怠ってはだめだ!!
人生とは日々勉強である。