日本独自のパン誕生!!
明治2年東京芝日蔭町(現在の新橋駅前)に木村安兵衛親子が日本人経営による初のパン屋「文英堂(のちの木村屋総本店」を開業しました。
時代を見る目があったのか、好奇心が旺盛だったのか横浜の外国人居留地でパンに出会い、強い関心を抱いてのです。
開業当時のパンはまずく、なかなか売れませんでした。
そこで日本独自のパンを作りたいと「日本人はまんじゅうが好き」と言うことから酒まんじゅうを作る酒種を使うことを思いつき、一年以上の試行錯誤をかさね、麹と米で培養する酒種酵母菌を発明し、あんこを入れたパンを誕生させました。
当初は白ゴマとけしの2種類で一個5厘。
ビックリすることに当時のそば1杯と同じ値段ですよ!!
考えられないですよね~
やっぱり人が考え付かないことができることはすごいことです。
現代の人も当たり前のイメージを逸脱して、新しい発想を持てる人になろう!!
話が飛びましたが、明治8年に明治天皇に慶事(祝い事)に用いられる桜の塩漬けを埋め込んだあんぱんを献上しました。これが今も人気の桜あんぱんの誕生です。
現在の木村屋総本店となったのです。
実際、いま木村屋総本店のあんぱんを買うと¥120で小さいですよね。
この大きさで高いな~と思っていました。
しかし一般のイースト菌は4時間ほどでできるのに対して、酒種は丸1日以上かかるそうです。
それにこだわりも強く、酒種でつくるパンは粉も強くないといけないのでたんぱく質を多く含む小麦を使い、水も工程により軟水からやや硬めのものを使い分けているそうです。
これを聞くと¥120ですごく小さいあんぱんでも納得する気がしました。
それと日本人は元祖とか老舗という言葉にめちゃくちゃ弱いですからね・・・・
もちろん私もそんな日本人の一人です(^0^;
そんな話を知ったうえで木村屋総本店に行ってみるとちょっと面白いですよね。
HPです。
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