よーろっぱ

雪は無いけど

そこそこ寒いぞ
(字余り)


(☝575にする気なし)


ほかほかのあんまんが

食べたいけれど

よーろっぱにはありません
(字余り)


もういいって。


先日、私が出国する前日の事です。

前泊で札幌から東京に出るといつもなら成田空港に直行するはずなのですが
その日は大事な用事があり新宿へ行きました。

新宿へ到着すると
まず都会をうろつくには大きすぎる荷物を預けるべくコインロッカーへ

コインロッカーは光の速さで見つけることが出来るくらい新宿駅はコインロッカーだらけ

迷わず空いているところへ荷物を押し込み目的地へと足を運ぶ。

大事な用事を終えひとまず駅へ戻り東京をぶらつく事も考えたのですが、
朝も早起きだったし人が沢山いすぎて疲れてしまい
何もせずにそのまま新宿から成田空港へ向かう事にしました。

昔はパスモの使い方が分からずとりあえず切符を入れるところへ突っ込み
当然の如く改札の膝くらいのところの扉が閉まり渋谷駅で一人で前転してたのですが、

今となっては周りの人々と同じ流れで改札を通れるくらいまでに成長した自分、、、

立派なものです。

人の流れを川の流れに例えると札幌はパンケチャラセナイ川で
東京はホロカピリベツ川のようなものです。


川はさておき大成長を遂げたはずの私でしたが
新たな都会の問題に直面するのです。

自分の荷物を入れたロッカーが分からない・・・・・・。

あたりを見渡せどどこを見ても見た事あるようで無い様な景色、、、、

とりあえず有り余る体力を武器に周辺をくまなく捜索することを始めました。

鍵には番号が書いてあるんです。
その番号だけが頼りなんです。

捜索から1時間が経ち、疲れたのでとりあえずカフェで休憩・・・・・

15分ほど休憩し再出発するのですが私はアスリート、、
ただ歩いて探すだけでは足腰の鍛錬にもならないと思い、
10歩に1回前回り受け身をして進むことにしました。


10歩に1回前回り受け身捜索法を導入してから30分が経ち
コンクリートジャングルで彷徨い続け身も心もボロボロになり始め
遺書でも書こうか悩んだ時でした、、、

向こうから見慣れた服装のダンディーな男の人が2人ニコニコして近寄ってきました。

湯 「(ぽ・・・・・ポリスメーーンじゃあーーりませんか・・・・)」

立派な公務員さんの登場です。

その手があったか・・・・と1人興奮を隠しきれず自らもフラフラと駆け寄る、、。

すると嬉しい事に向こうからお声をかけて下さったのである。

P1 「こんにちは!お兄さんどうしたのかな?困った事でもあったのかな?」

湯 「あぐっ・・・あの・・・ろぴろっか・・・・ロッカーの場所が!!」

P1 「え??なになにロッカーがどうしたのかな??」

湯 「ぬまっ・・・・ろろっかーに僕の大事ぬま大事なブツあ荷物が!!」

P1 「あれれれれ!?ちょっと大丈夫かな?もうチョット落ち着いて喋れるかな?」

湯 「あ・・・すいませぬまあのぼぼぼくの(話を遮って)」

P2 「うん、、、あのね君、、、もう少し落ち着いて喋れないかな?そんなに焦るのには訳があるのかな??それともそんなに焦っちゃうくらい怪しい事でもあったのかね??」

湯 「ちがっ!!そんあ怪しくなんぬまなまっ!!!」

P1 「あれあれあれあれあれ!!!君どうしちゃったのかな??汗が凄いよ!!?滴り落ちてるよ!!!自分でも分かるかな!??」

P2 「うん、、、君ね、、、まあ分かると思うけどこっちもね君の事遠くから見てね、ちょっと様子がおかしいなと思って声かけたんだよね。わかるよね? 直ぐそこに署があるんだけどちょっと落ち着いて話したから来てくれないかな?」

湯 「署て・・・・!!しょぶばちが!!!ちがうんですぬま!!!」

P1 「うん!ねっ!そうしようか!分かると思うけどね、この時期にそんなに汗もかくのも変だよね?わかるよね??話だけでも良いからさ!行こうか!!?」

(とりあえず連行)


着いて鍵の事とロッカーの事をなんとか説明、、
自分は国の代表として世界で戦っているスポーツ選手なんだと説明するも「我々をなめるな」と一蹴。

それでもなんやかんやでそのダンディーさんがロッカーから荷物を持ってきてくれる事になりました・・・・。

湯 「(ありがたやありがたや・・・・) ブツブツブツ・・・・・・」

P2 「君さ、悪いんだけど両腕の袖まくってもらえるかな??わかるでしょ??」

湯 「な!!袖て!!まくまくまくくまくればいいんでしょうかかかわかっ??」

P3 「手伝おうか?」
(↑既に2人増えてる)

1分ほどでP1私のバックを持って帰還

湯 「(P1早っ!!!)」

P2 「これさ、、こんな大きな荷物どうしたの? 誰の?? 君の???」

湯 「もちろ自分おほほほほほ北海道ぬまっ!!!!」

P1 「うんうんうんうんうんうん分かったからさ!!これさ、中身見せてもらってもいいかな??いい??空けるよ!??」

湯 「いいいいいいいいいいいいでゅえすよ!!!!もぢろん!!!!」

ガサゴソとP1とP3・P4でバックの中を物色・・・・3分後

P4 「あったわ!!やっぱあった!!パケ1個出たわ!!」

茶色の巾着の中から小さなジップロックの袋の中に塩がパンパンに詰められていました。

札幌を出るその日にとなりんちのおばちゃんが 「ヨーロッパじゃ文化とか色々違って効かんかもしれんけど、、これ・・・・魔除けの塩!!」っつってくれたやつだ!!!

湯 「ぬまっっ!!!!!!!!!!!!!!」

P4 「はっ??沼???いちお聞くけどなんですかこれは?」

P2 「自分でちゃんとハッキリ言いなさい。ね。これだけ?というか随分量あるよねこれ??」

P1 「もうわかるでしょ??この量だと運び屋かな??」

P4 「他にもあるんだったら自分でちゃんと出して欲しいんだよね。」

湯 「ちょっ!!!!ちがっ!!!!しゃぶじゃ!!!しおっ!!!!!!!!」

P3 「落ち着いてね!落ち着いて!!!」

これが塩だという事を必死に伝えるも伝わらず15分くらいしたらジュラルミンケース持ったおねーさんとおっちゃん現る。

おねーさん 「はいこれ見てね!!入れるからね!!これが、この説明書のこの色に変わったら・・・・(P2を振り返り) あれ自白は?」

P2 「まだ。」

おねーさん 「わかるよね!??じゃあ入れるからね!!見ててね!!!!」

湯 「(ガクガクブルブル・・・・)」

おねーさん試験管みたいなやつフリフリする・・・・・





試験管  「しーーん・・・・・・・。」





P1234おねーさんおっちゃん 「・・・・・・・・・・・・・・・・・!??!??」



湯 「しゃ!!!!!ちがっ!!!!!!」


P2 「・・・・・・・・・・・???? (塩舐める)  これ塩だわ。」

湯 「(そりゃそうだ・・・・・・)」


よくわかりませんがその後20分にわたり公務員さんは忙しいんだという事と、紛らわしい事をしない。
あと君ほど通常時に情緒不安定な人は初めてでこちらとしても対応を誤った。申し訳ない。今回でこちらもいい勉強をさせて頂いた。。。。と言われ解放。


1時間いてお茶2杯くれた。


ほんと東京という大都市は体力が必要な街だなとつくづく思いました。

東京の様な大都市にお住まいの方は本当にタフだと思います。



本当は明日あるはずだった開幕戦もフィンランドが雪無さすぎワロタで中止になっちゃいましたね、、、

冒頭で説明?しましたがこちらはまあまあ寒いです。





早く雪が降ってくれっ!!!!
頼む~!!!!!!!




湯浅直樹