家電量販店最大手のヤマダ電機がベスト電器を子会社化したそうです。



激戦が続いているようですね、家電業界。

家電量販店がこれだけ主流になってくると

気になるのが、町の電気屋さん。




そうでなくとも家電業界そのものが縮小傾向だそうですが

仕入れ値や品揃えでハンディのある町の電気屋さんは

絶滅してしまうのでしょうか。




藤田尚弓オフィシャルブログ★コミュニケーションデザインに恋してる


自分のケースを見てみると

家電量販店を利用するケースは多いものの

ふと思いついた小さなワインセラーはアマゾン(通販)で購入。

会社で必要になった、小さな掃除機や冷蔵庫は近所の電気屋さんで購入

といった具合に、使い分けをしています。



価格でいえば家電量販店が安いのかも知れないけれど、



・欲しい商品を見つけやすい → 通販

・時間を節約して近所で買いたい → 近所の電気店

・教えてもらいたい → 近所の電気店

・壊れたものを修理できるか聞きたい → 近所の電気店

・楽しみながらたくさんの商品を見たい → 家電量販店



といった、それぞれの付加価値を感じているのでしょう。



圧倒的に量販店が有利なのかも知れませんが

健闘している小さなお店もあるそうです。



大手量販店であるヤマダ電機でさえ

売上高・営業利益ともに減少している環境の中、


家族3人で年商1億3千万をたたき出す店もあれば、

粗利を25%から35%に引き上げた店もあるのだとか。



成功事例に共通しているのは

自分の強みを活かしていることと

圧倒的なコミュニケーション量。



いわゆる御用聞きスタイルの営業であったり、

量販店では手が届かない細かなサービスなど、

コミュニケーションの質と量が

価格や選択肢の多さをしのぐ付加価値を生み出しています。



そういえば私の実家でも

電気といえば、近所の〇〇電気。



年齢が高い消費者

知識量が少ない消費者はとくに


詳しい人に教えてもらえる、

親切に対応してもらえる、

パーソナルな対応がある、


といった要素に価値を感じるのでしょう。



私はまだ若い層ですが

コミュニケーションを密にとってくれる

近所の電気屋さんには、やはりつい行ってしまうわけで。


ちょっとしたコミュニケーションの工夫は

提供側が思っている以上に

消費者にとって価値のあるものなのかも知れません。




ヤマダ電機は、本業の市場縮小をうけ

省エネ住宅の分野、中国人富裕層向けの医療サービスの分野にも

進出するそうです。

ここにも、町の御用聞きスタイルを取り入れたら

さらに大きな成長が望めるかも知れませんよね。



リーダー、頑張れ!

そして、小さなお店も頑張れ!


ダメな理由を時代や環境のせいにするのではなく

できることを徹底して考える。

やってみる。

そんな力がある小さな電気屋さんはなくならないと思います。




私も自分の会社の強みをもう一度洗い出し

コミュニケーション量を増やせないか

考えなくちゃ!