中国史には「傾国の美女」という呼ばれた女性がいます。
一度会ったら城を傾けてしまい、
再度会ったら国を傾けてしまうほどの美しさ。
「傾城傾国」という言葉が生まれたほどの美女って
一体どんな女性だったのか興味をそそりますよね。
調べてみると、傾国の美女と呼ばれる女性の名は
思ったより数多くあり、それぞれにエピソードが残されていました。
その中でも、ワタシが選ぶとすると
・ 知名度の「楊貴妃」
・ エピソードの「西施」
・ 悪さが際立つ「妲己」
がTOP3といったところでしょうか。
それぞれにいろんなエピソードが残されていますので
興味のある人はネットサーフィンするのも楽しいかも。
楊貴妃
世界三大美女とも言われています。
ライチは楊貴妃の愛した果物として有名ですし、
知名度で一票。
息子の嫁という禁断の果実な感じが、皇帝を燃えさせたのかな。
ケンカの仕方、謝り方なども参考になります。
西施
越の王が復習の為に、呉の王にプレゼントしたとされる女性。
(のちに呉は本当に滅びちゃうんですよね。恐るべし傾国作戦!)
カラダが弱かったそうで、
苦しさに眉をひそめることがあったそうですが、
その苦しむ表情さえも美しかったとか。
他の女性が、彼女の眉をひそめるさまを真似した事から
「ひそみにならう」という言葉が生まれたそうです。
妲己
酒池肉林で有名ですね。
本当に池に酒を満たしたり、干し肉を木に吊るしたりしたそうです。
人の殺しあう様子や苦しむ様子を嬉々として楽しんでいたという
おどろおどろしいエピソードも多いので
悪女というよりは、変態の部類に入るかと。
書物や漫画にも登場している彼女達。
彼女達は「悪女」だったのかという点に関しては
「むしろ時代に翻弄されたんじゃない?」
という意見もあったりします。
こういった研究をしていると
「自分の意志で自分の人生を選択できる」ことの素晴らしさを
改めて感じずにいられません。
こんな時代に、こんな国に、生まれ育ったことに感謝。