昨日は僕の出身地の練馬は大泉学園の児童館でコンサートをやってきました。
その児童館はとても沢山の遊具があって、さらにピアノや電子ドラム、ギターアンプなんかもある
子供からしたら最高のプレイスポットで、僕が子供の頃は微妙にエリアが違う事もあって
その児童館を利用した事は無かったんだけれど、こんな場所が近くにあったら
毎日来ちゃうよなって感じの素敵な場所なのです。

僕の育った練馬区は割とそういった子供の施設が充実していたところでして
僕の家の近所にあった児童館も沢山漫画や本が置いてあったり、
小さな体育館があってそこで卓球やドッジボールをやることができたりと
僕も子供の頃は良く児童館に遊びに行きました。
だから僕は児童館という場所にとても馴染みがあるのですが、
色んな人と話をしてみると、意外とみんな子供の頃児童館とかで
遊んでいなかったりして(もしくはそういう施設が近くになかったりして)、
なにげに自分は恵まれた地域で育ったのかもしれないななんて思ったりしました。

そんな僕の地元の児童館でのコンサートは
もしかしたら観てくれた子供達の中に
将来音楽に興味を持ち、ギターや歌をやりたいと思う子がいるかもしれない
と思うと、決して手を抜いたり出来るものではなく
むしろいつものライブよりもうんと緊張するものでした。
子供というのは多感で影響を受けやすく、僕がつまらない事をやったら
歌やギターや音楽そのものまでつまらないと思ってしまうかもしれない。
そうなったらますいぞ!
ってな事を直前まで考えていてものすごくストイックな気持ちになっていたのですが
コンサートが始まってしまうと、相手が子供なのでリアクションは本当に様々なんだけど
いつものように楽しく歌えました。
最後には地元の高校生達と即興でバンドを組んでバンド演奏したり。
子供達もお正月あけでさらに連休の初日という事もあってそんなに沢山
いたわけではないけれど楽しんでくれていたようでした。

コンサートが終わって片付けをしていると一人の女の子と
そのお母さんに呼び止められ
「娘が今日のコンサートを観てギターを始めたいと言いだしたんです」
と言われたときは嬉しかったな。
こういう瞬間こそミュージシャン冥利につきるというものです。
帰りの車の中ではあの女の子が楽しそうにギターを抱えている姿を想像して
温かい気持ちになれました。

僕にとっても沢山得る物があるとても充実した一日でした。

また機会があったらやりたいな。