こんにちは、なおです。

 

予告どおりの家族シリーズ。

母親とわたし。

父親とわたし。

番外編:大丈夫、じゃない。

 

に続きまして、兄とわたしです。

 

わたしには兄がふたりいます。

10歳年上の長兄と

7歳年上の次兄。

 

兄たちと歳が離れているのは、

その間にひとり流産しているからなの。

で、わたしはその流産した子の生まれ変わりだと信じてる。

しかも最初は男の子で来て、女の子になって出直してきたの。

この辺は、女がテーマの「引き寄せ、る。」で書いたっけな。

 

今回は10歳上の兄のこと。

 

 

「大丈夫、じゃない。」で書いたとおり

わたしは幼少時代に迷子になったことがあってね。

 

記憶は曖昧だけど

長兄が遊んでくれるっていう約束で

でも兄は遊びに行きたくて

2歳とか3歳レベルの妹を置いて

自転車で走り去ったの。

 

酷い兄でしょ 笑

 

てか、冷静に考えたらさ

追いかけたわたしもさることながら

そんな幼い子どもを家にひとり置き去りとか

どんだけだよ兄!って今なら思う。

何もなくてよかったけど・・・

 

いや、何もなくないわ!

わたし迷子になって

この日人生初のパトカーに乗ったんだからな!

 

 

と、長兄は昔から人騒がせなキャラで

 

20歳で家出して、母と2人で探し回ったり

デキ婚2回して2回とも離婚するし

転職の回数は数知れずだし(ヒトのこと言えないわたし 笑)

部屋はきったないし

読み終えた週刊少年ジャンプは山積みだし

自分座ったまんまでヒトのことこき使うし

 

わたしは自分で

リモートコントローラーならぬ

いもーとコントローラーだと思ってたから。

 

でもなんでか

むかしはそこそこ格好良くて

大好きな自慢のお兄ちゃんだったんだよね。

 

中3の頃あたりは、家出→デキ婚→離婚して出戻り

だったので一緒に住んでたような気がするんだけど

クルマで学校まで迎えに来てもらうのがちょっと嬉しかったり。

めったになかったけど、たまにあると嬉しい出来事ね。

 

そんな、大好きだったお兄ちゃん

を、キライになった理由があまり思い出せないんだけど

 

 

2回目のデキ婚をしてからかなー。

当時の奥さん(わたしの義姉)は、わたしのひとつ年下でね。

いつもどこか、義姉のことを見下した物言いをしてたの。

 

そんなことも知らないのか

お前が◎◎するから悪い

みたいなね。

しかもだいたい理不尽なことなの。

自分が悪いのに義姉のせいにしたりとか。

 

それを同乗してるクルマの中で繰り広げられるから

うんざりしたのがきっかけかもしれない。

 

いつからか態度がとても横柄になってて

関わりを持つのがだんだん嫌になってきてたの。

でも義姉は同世代で話も合うし、彼女に会うために帰省してたような感じ。

 

 

デキ婚して1年くらいで父が亡くなったから

もしかしたその後からかもしれないや。

 

この前紹介したハルコブログにも書いてたけど

母は父が亡くなってから、その哀しみを受け容れられてない感じで

兄もまた、どこかで受け容れられてないのかもしれないなーって思ってたの。

 

そう、なんか父が亡くなってから色々おかしくなった感じなの。

母も兄も。

 

兄は多分、どこかできっと

父のようになりたいと思ってたんだと思う。

でもそれが上手くできない。

強く振る舞いたい。

で、結果的に横柄な態度になっちゃう、みたいなね。

 

兄は、父の背中を見失ってしまったんだなー。

それはそれで多分つらいんだろうなー。

とか思うこともある。

 

 

2年前、母が急性腎不全で倒れた時に

兄は母と同居しているにもかかわらず

病院に連れて行かなかったの。

わたしが電話で連れてけってお願いしたにもかかわらず。

で、その後わたしはレンタカーで帰省して

母を乗せて叔母と病院へ。

兄は部屋にいるのに出てこなかった。

そしてちょうど秋祭りで、彼女の写真撮るからどーのこーの。

母は「いつ心臓が止まってもおかしくない数値です」と言われてたのに。

 

その時、自分が幼い頃の迷子事件を思い出したの。

この人は、目の前の人間を簡単に見放す人なんだなーって。

そして見事に、いもーとコントローラー発動したよね。

まんまと動かされたよね、わたし。

 

しかも兄は前にも書いたけど借金王。

パチンコでお金を使って借金がかさんで

義姉の貯金にも手を付けそうになったことから

義姉は娘ふたりを連れて家を出たの。

自己破産寸前までいったけど免れてね。

 

その後、震災。

それまでは母も仕事してたんだけど、

海辺での仕事だったから仕事がなくなってね。

完全に年金だけが頼りになったの。

 

兄の仕事は復興需要があったはずなんだけど

どういうわけか、住宅ローンが払えないの。

いくら給料もらってるか知らないけどさ。

母の年金から住宅ローンを払っても、

払い終えるまで、まだまだ先は長い。多分母は生きてない。

わたし的には家を売ってアパートにでも引っ越せばと思うんだけど

その前にゴミ屋敷問題があったりとか 汗

そして母はこの家で死にたいとか言ってるし

 

もはや、盛大なコント!

もうわたしには止められません。

 

 

 

で、これ

兄目線で見ると面白いんだ。

 

なんかしらんけど母が倒れたのに自分は何もしなくて済んで

妹が来て病院連れてってくれて入院の手続きまでやってくれて

なんかしらんけど住宅ローンを払ってもらえてて

お金足りなくなったら親戚のおばさんが貸してくれたし

 

なんかしらんけど上手く回ってる!

ナンカウマ!!!

 

ていう超絶ナンカウマ人生。

 

まさに「いい人」から見たら最低最悪な「イヤな人」だけど

自分のことが大好きすぎて自分のことだけ大切にしちゃってるから

なんかしらんけど上手く回ってる素晴らしい例なんですわ。

 

でね、たまに会うことがあってもカラッとしてるの。

ムカつくほどに罪悪感なし。

 

この人、キャミ様です。

怖いくらいに神キャラ。

 

兄のようになりたいかと言われたら悩むけど

兄のような生き方こそがナンカウマ人生。

どこまでも「いい人」を棄てて「自分の好き」を貫く。

 

あーオエオエするわ。笑

 

ひとまず兄に降伏することにします。

あんたにゃーかなわんわ。

 

 

次回予告

「兄とわたし。次兄編。」お楽しみに!