防災士
おはようございます♪
昨日はあっという間に寝てしまいました(笑)
ベットに入ってから寝るまでの時間は、
神業のようにはやいんです♪
さて、昨日は防災士の講習会に行ってきました☆
防災士というのは、防災についての十分な意識・知識・技術を持ち、
いざというときに災害の被害を減らせるよう、
普段から高い防災意識を持って、
リーダーとして総合的な防災力向上の中心として活動することが期待されている資格です。
防災のことってとても大切なのに、
実はどこでも勉強してきてないですよね?
きっと自分のところには地震や台風はこないんじゃないか・・・
くるとしたって、いつどうやってくるんだかわからない・・・
そんなわからない事の準備はできないよ・・・
そんな風に思いがちですよね?
でも、いざというときにどう動くか、
それをイメージしているかしていないかで
全然被害が違ってくるんです。
イメージをして、
自分と自分の周りの人、みんなを
いざというときに守れるようになるために、
防災士の知識はとっても勉強しがいがあるなぁと思いました(^-^)
防災士になるためには、33講目の研修を履修します。
そのうちの31講目は教本をよんで勉強。
特に重要なところは約14時間の会場研修で詳しく学びます。
そして残りの2講目は救急救命講習です。
消防署や日本赤十字社に行って、
応急処置や心配蘇生法の仕方などを教わります。
この研修が全部終わると、資格取得試験があって、
その試験に合格して、防災士になれるように申請すると、
防災士に認定される♪
という流れです。
昨日は1日目の会場研修だったんですけれど、
東京大学の目黒公郎教授が講師としていらっしゃいました☆
目黒先生は8月末に浜松で行われた「浜松防災フェア」で、
講演のアシスタントをつとめさせていただいた先生なんです。
都市防災が専門の方なのですが、
先生の講義はとても印象的でした。
まず見せてくださったのが、
阪神淡路大震災が起こった時の街の様子を再現したビデオ。
家がばりばりぐずれ、
橋が根元からばきばき音を立てながら折れ、
電車は脱線し、
窓という窓が全てぱりぱりにくだけてしまう
という映像。
全く想像していなかったその映像にすごく衝撃を受けました。
そして、次に見せていただいたのが、
長周期地震動が建物に与える影響を実験した映像。
長周期地震動というのは、ゆっくりした揺れのことです。
高層ビルは細かい揺れに対しては打ち消し合うから全く問題ないと言われていたんですけれど、
ゆっくりした揺れに対してはなす術がないそうです。
その映像では、ゆったりとした揺れが冷蔵庫やテレビ、コピー機などの重たい家具を動かし、
その家具が部屋の中をビリヤードの玉のように移動し、
他の家具も壊して行くという結果になっていました。
そして、その後に見せてくださった衝撃的な映像。
それは、阪神淡路大震災の犠牲者の方の写真でした。
地震などの問題は本当に大きなもの。
頭で考えているよりも現実は、怖く悲しいものなんだとわかりました。
今回の講義でわかったのは、
地震の被害で犠牲になる方の90%近くが、建物の問題が原因だったということ。
なんと阪神淡路大震災で亡くなった方のほとんどが最初の5分間だったそうです。
建物の下敷きになったら、家具にはさまれてしまったり。
また、家具に阻まれて逃げれなくなってしまったり。
まず、被害を減らす為には、
建物の耐震補強をしっかりと行い、
家具の固定を行ったり、
背の高い家具が倒れてこない部屋の配置にしたりという対策を
行う事がたいせつだなぁと思いました。
しっかりイメージして、
問題の本質は何なのか考えて、
それを改善していく。
防災はすごく難しい課題ですけれど、
準備すればした分だけ、
いざというときに被害が減らせると思います。
ちょっとイメージしてみる。
まずはここからはじめてみようと思います!