ダイエットカウンセラーの薬剤師・直田弥丈です。
「生老病死」は誰もが避けては通れないものです。 生老病死との向き合い方を自分なりに考えてみました。
お釈迦様の教えに「生きるということは本質的に苦である」と 示されています。ここでいう苦とは「思うままにならない」ことであり、生きること、老いること、病気も死も同様であります。
若い時には、老いることは自分には無縁のことにしか思えないものですが、若い人でも、病気になり思うように身体を動かせなくなると、急激な老化を経験することになります。
私の父は青年期から心臓の持病があり、53才で脳梗塞を患いました。これらは血管の老化です。父のように病気にならないとしても、遅かれ早かれ老化は始まります。身体的な衰えだけでなく、加齢と共に物忘れをするようになります。私も記憶力の低下を感じることが日々の中であります(笑)
「耆」という字をご存知でしょうか?「おいる」と読み「老人」という意味があるようです。この字は「老い」と「旨い」が重なった字なのですが、本当の「老い」とは絶妙な旨い知恵を出せる人のことをそう呼ぶそうです。「老いる」とはこんな素敵な意味があるにもかかわらず、失うものや負のイメージがあり、厄介者というレッテルが貼られているようです。
先日もお客様が「もう80歳過ぎてあまり元気すぎても家族に迷惑だから。私らはもうどうでもいいがや…」と悲しげにお話されていました。私から見れば80歳を過ぎて買い物に来れるだけでも素晴らしく、その方の存在を誇りにすら感じます。
本来、老は「知恵者」「徳の高い人」という意味で、江戸時代には将軍に次いで「大老」その次を「老中」と呼んでいたことからも分ります。
日本の少子高齢化は大きな問題です。しかし逆に捉えれば、若い人たちは知恵者である年長者に囲まれているので、ものすごいチャンスです!さぁ、耆に学びましょう!老いを受入れましょう。
こちらが参考書♪
さて、突然ですが「あなたはガンです」と宣告されたら、どう思いますか?「死」を覚悟しますか?
歌舞伎俳優の市川海老蔵さんの妻で進行性乳がんを公表している小林麻央さんは、その手記(ブログ)の中で、その想いを「どうして私が」「何が悪かったの」「子どものためにも強く生きたい」等々と綴っています。
先日、高校時代の同級生の訃報を知りました。「脳腫瘍」でした。小さなお子さん2人と奥様、両親を残して先立ちました。「死」は年齢に関係なく私たちの側にあります。
では、どのように「死」と向き合っていけば良いのでしょうか?
私がそれを考える時に、ネイティブインディアンの教えを思いだします。
「あなたが生まれたとき、周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。だからあなたが死ぬときは、あなたが笑って、周りの人が泣くような人生をおくりなさい」
そしてガンジーの言葉もご紹介します。
「明日死ぬと思って、今日を生きなさい。そして、永遠に生きると思って、学び続けなさい」
残念ながら私たちには必ず「その日」がやってきます。
「生」に心から感謝し、老いや病そして死と向き合い受け止めてこそ、今ある「生」を輝かせることにつながると思います。
今日はこんなところで。
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