さぞ、無念だろう、小沢一郎元民主党代表、民主党はすでに崩壊。 | ”秋山なお”の美粒ブログ

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 消費税をあげる、あげないよりも、民主党は、マニフェストを順守すべきである。私の意見など、1億分の一にしか過ぎないが、類似した考えを持っている人は、多いはずである。高速道路無料化、私はそれができるとは思えなかったが、まさかと思って、民主党へ一票投じた。約束を守れなかったら、その弁明はすべきである。しかし、それらは、まだいい。できなかった場合、どうなるということが書かれてないのだから。しかし、消費税の場合、論理がおかしい。あげる、あげないかは、民主党内閣では、決められない。あげるときは、民意を問うといった。消費税をあげなければならなくなった。それはそれでいい。民主党は、徹底的に無駄を省くと言った。まずやるべきことをやって、それでも上げざるを得ない場合には、民意を問うと公言した。問題はそれを実行しない点である。


 戦争はやらないといった。戦争をやり、再軍備をしなければならない時は、憲法改正、徴兵制、国家総動員法の是非をとう。民意をとう。だから、安心してください。そして、民意をかけず、憲法改正、徴兵制、国家総動員法、治安維持法を立て続けに、立法化する。警察や役所は、立法化した瞬間から、有無をいわず、その立法化した法令に準じて職務を遂行する。今回の消費税は、上記のたとえと、程度は違うが、本質的には同じである。それほど、法の精神に対して、重要な違反を民主党は行っているのである。


 民主党が政権を託された先の衆議院選挙の時、付託を受けたのは、消費税を上げる判断までなのである。あげる判断をした時は、民意をとう、つまり、衆議院を解散するか、解散時期まで、公約であげた無駄を排除することなどである。その点、小沢一郎元代表の言っている方が筋は通っている。野田首相ができることは、衆議院を解散して、民意を問うことしかできないはずである。


 しかし、実際は、そんなことなど構うことなく、強行採決する。それをしたからといって、野田首相を辞めさせる法令もないし、それで、どうのこうのすることはできない。あくまで、選挙前の紙切れに書かれた言葉と矛盾したことをやるということである。


 選挙基盤のないバブル民主党衆議院議員一回生は、筋をとおして反対した方が、いい。小泉チルドレンと同じ運命を歩みたくなければ、造反した方が賢い。次の衆議院選挙では、民主党は150人以下になるから、ここは、筋を通すのが一番である。これはまさしく、造反有理である。どっちみち、消費税は決まる。なら、選挙の時、「私は、筋をとおしました、そのために、苦渋の選択をせざるをえませんでした」といって、徴兵制、国家総動員法のたとえをもだせばいいのである。


 民主党の代表だった、鳩山氏、管氏は、総理大臣まで上り詰めた。前原さんや岡田さんには、後があるだろう。もはや、小沢元代表は、彼の義を通すため、民主党は崩壊する。数は力が政治である。小沢元代表は、一番総理大臣に近い男だったはずである。だんだんとその椅子が遠くなる。


 もし、今の日本に小沢元代表が必要なら、次の衆議院選挙で、なにかしらのサプライズの結果がでて、なにかのバランスで、小沢元代表が担ぎあげられる場合もある。何割かの人はそれを望んでいる。もちろん、多くの別な人たちは、違う結末を願っているのかもしれない。