2007年03月26日(月)

『ねにもつタイプ』

テーマ:なんでも読んでみよう

『ねにもつタイプ』    岸本 佐知子/著、 筑摩書房(2007)



通勤の電車の中でのこと。たまたま運よく座れたので、鞄から取り出して読み始めた本がコレ。

クックックックッ・・・顔がにやける。プルプルプル・・・・・腕が震える。

隣に座る女性が目だけをこちらに向けている・・・たぶん。ハッキリとは見ていないが雰囲気で感じる。目の端に見える。恐らく怪訝な顔をしているのだろう。

笑いを堪えながらしばらく読み続ける。腕の震えが大きくなり、それが上半身全体に広がりだしていく。私から発せられる振動が隣の女性にも伝わってしまう。。。ダメだ。。。立ち上がり、車両の端に移動する。


この本を読んだ一日は朝から実に幸せな気分でオフィースの自分の机の前に座っていた。仕事をしながらも、車中で読んだ1節を思い出してしまい、込み上げそうになる笑いを抑え、顔をほころばせながらデータをインプットしていた。データ・・、きっと間違いだらけなんだろうな。誰かにチェックしてもらわなければ・・・。



この著者、恐るべき記憶力の持ち主である。子供の頃の情景をハッキリと脳内に映し出し、それを昨日のことのように描く。私と歳が近いせいか?育った地域がさほど違っていないせいか? 著者の子供時分の出来事や情景を、私の脳内にもある程度再現することができる。それだけに余計可笑しく感じてしまうのかもしれない・・・。


しかし、この著者、記憶力以上にすごい(というか、凄まじい)能力を備えている。

妄想力・・・。

その力たるや、ハンパじゃない。


妄想力全開で綴られた文章は抱腹絶倒ものだ。

ツボに入ったら最期・・・、覚悟したほうがイイ。 できれば他人の居る所では読まないほうがイイ。


お薦め。お奨め。かなりのお勧めです。

コメント

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1 ■気になります・・

お久しぶりです。

ねにもつ人は記憶力が
関係しているのですか??

2 ■kutuさま

な・なんて早いレスポンスでしょう!

>ねにもつ人は記憶力が関係しているのですか??

記憶力と、“ねにもつタイプ”は関係ないかもしれません。。。
このエッセイの連載を持ってから、著者は他人に「あなたは、ねにもつタイプなのですか?」と良く聞かれるそうです。その問いに対する回答もこの本に載っています。。。

3 ■おもしろそう!

記憶力大事。
わたしはあまりにもなにもかも忘れてしまう。

ところで,
「本だけ読んで暮らせたら」って
ものすごいイイブログタイトルですよね。
「たら」の後になにが続くのか気になるところ。

4 ■おう!

出ましたねー。笑
そ、そんなに面白いのですか。
私、まだまだ先になっちゃいそうですが、必ず読みます(そして、電車の中で読まないように気をつけます。笑)。

5 ■usagioukokuさま

この本、久しぶりに腹抱えながら読みました。
『銀魂』以来です。(ジャンル違い過ぎますけど・・・)
ぜひ、ご一読下さい。

>「本だけ読んで暮らせたら」ってものすごいイイブログタイトルですよね。

ありがとうございます。
ブログ・タイトル、適当に付けただけなんですヨ。
「たら」の後にはイロイロと付けられそうですね。特に“コレ”といって考えませんでしたけど・・・。

6 ■つな様

面白いです(キッパリ!)。
今年の『本だけ読んで暮らせたら』のパワー・プレイです。
amazon見てたら、この著者の別のエッセイがあるとのこと。あるレビュアーの方によると、『ねにもつタイプ』以上に面白いとか・・・!?
近いうちにそちらも・・・
アッ!そうそう! この著者の本業である翻訳作品も読んでみたいですね。。。

7 ■タイトルにやられました

最近、妻と私と二人が「面白い!」と思う本がなかなか見つかりませんでしたが、これはいけそうです。
タイトルが秀逸です。
表紙の天使も気になります。
ぜひ買って読んでみます。

8 ■cornervalleyさま

>タイトルにやられました

ですよね~っ!
私もタイトルを見た瞬間にもっていかれました。
かなり・・・です。

9 ■妄想力

確かに凄まじい妄想力でした!笑
私が読んだのは、『気になる部分』なんですが、新聞書評では、『ねにもつタイプ』は『気になる部分』よりもパワーアップしていると書かれていたので、やっぱり『ねにもつタイプ』も読みたいな~。
記事中、引用&リンクさせて頂きました♪

10 ■つな様

4つ上のコメントにも書きましたが、人によっては『気になる部分』の方が面白い、とも云われているようです。
どちらにせよ、両方とも読まないわけにはいかなくなってきました。(^O^)/ 楽しみ!

11 ■岸本さん

nanikaさん、こんばんはー。
「ねにもつタイプ」、ようやく読めましたので、トラバさせていただきました。
ええ、これは電車の中で読まなくて正解でした。笑 nanikaさん、さぞお辛かったことでしょう。

妄想力、記憶力もすごいけれど、面白い人のところには、面白い出来事が集まっていくのだなぁ、とその辺も面白かったです。
翻訳者になるためのアドバイスとして、普通の会社に就職することを勧められておりましたが、真剣にフレンチ・カンカンを踊ったり(しかも、練習には残業代がついたり)など、到底「普通の」会社とは思われません…。
懐が深いですね、サントリー。

12 ■つな様

こんばんは。
岸本さん、サントリー時代には“着ぐるみ”にも入ったことがあるそうです。
どういう会社なんでしょう??楽しそうでイイナ。
会社が会社なら、社員も社員(元社員)ってことですか? イイなぁ~。

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