『最小限の数字でビジネスを見抜く 決算書分析術』望月 実・花房 幸範

最小限の数字でビジネスを見抜く 決算書分析術

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望月 実 花房 幸範
阪急コミュニケーションズ
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2年前、あることに挑戦したとき手元に「こういう本が欲しかった」という本です。

あることとは・・・株式投資

私、一般事務から経理職になって2年ですが、一般事務からの転換を夢見たときに、色んな準備をしていました。まず日商簿記3級の勉強をベースに、決算書関係の本を読むとか、実際決算書を見てみるとか。

そんなとき、決算書をただ眺めているだけでは面白くないので、株式投資も勉強かねて始めてみたのです。

しかし、株関係の本ではローソク足チャートの見方と、そして「決算書を分析しましょう」という言葉で終わってしまっている本も多く、「分析って言っても、その決算書どこで手に入れればいいんですか」という状態でありまして、非常に困りました。

しかし、この本では、決算書やその他決算関係資料をどこで手に入れるか詳しく書かれており、「投資は決算書分析派」の人にとってはまさに痒いところに手が届くレクチャー本です。ネットにつながっているパソコンとこの本があれば怖いものなし。

そして、分析例で出されている、ドコモとソフトバンクについても大変面白いです。ちょうど勤務先で、社長の意向で携帯会社など変えたばかりなのですが、まさに応対や進め方がこの分析例のようで・・・。この話を薀蓄として知っておくと、話のネタになり、盛り上がること間違いないです。

他にも、資生堂とマンダムなど身近な会社の対比例など、より、決算書を興味を持って読めるようになる本です。