なんだかんだ言って、自分は箱入り娘だったんじゃないかって思うo


小学生、中学生の社会がとても限られたものなのは

きっとみんななんとなく一緒だと思うけどo

あたしにとっては高校三年間も同じぐらい閉ざされたものだったo


好きなバイトができないo

門限は九時または十時o


専門学生になっても朝帰りは経験したことがないo



たまに不自由は感じていたがo

でもほぼ楽しんで生活していたo


バイトの経験がほぼないからo

お金に対して若干疎かったと思うo


まだふわふわ夢の中だから

あたしはここにいるのかなってたまに考えてしまうo


母と離れて寂しいは寂しいのだがo

何か違うo

多分信頼が確固たるモノだからo


大丈夫だと言えるo


ただ、彼女はもちろんあたしの生活を心配するがo

あたしも彼女の生活が心配だo


本来なら四月から働いていて、

家にお金を入れてo弟の学費にしてo

たまに母と出かけたり旅行したりする計画だったのにo


それがまだまだあたしにもお金を出してもらわなきゃいけないo


ここで出会った年上のみんなはもっともっと自分でお金を貯めてから来てるo

まるまるじゃないけどo

あたしもそれぐらい頑張れなかったものだろーかooo


親の義務だと言う人もいるけれどo

間違いじゃないと思うけどo

そー言って無駄遣いしている人をみると悔しくなるo


だだ甘えなあの人たちはooo


多分ただそれだけの余裕が自分に無くて

うらやましいと思ってるだけなのは判っているけどoooo


初めての一人暮らしはo

母の存在を確認するo

好きなことだけじゃ駄目だo

二種類のやらなきゃいけないことがあるo




最近、伯母が母に

「あたしが母に苦労させ、カナダにまで来る意味があるのか」

と聞いたらしいo

母はそれに凄く凄く腹が立ったといってくれたo




それがとてもとても嬉しかったしo

初めてはっきりとカナダに居ることを肯定してくれた気がしたoo




ずーっと母のことが大好きだと言うのは知っていたo

でも、年を重ねるごとにo

何かを知るたびにo


あたしは母の愛を見つけましたo


一刻も早く母に何かをしたいo

小さなことから大きなことまでo



そのために

ごめんなさいお母さんo

ありがとうお母さんo


まだ貴女に守られていていいですかooo