透明な風、猫の背中。






世界的には凄い期待されてたのか、お金がかかったのか、監督と配給会社の力なのか?ずいぶん前から映画館のPOPで、公開日をカウントダウンしてたのが、やーーーっと見れました。


簡単に言うと、気球の北半球が氷河期を迎える。というパニック映画
登場していた世界地図では、日本もだめだめになってたみたい。
で、氷河期の前触れが世界を驚かし始めた頃、日本でも氷の固まりが降ります。
…でも、あれどこ?外人の日本のイメージってやっぱりいつまでもそのままなのかなぁ。とっても怪しい街が出てたけど、うん。まぁ、怪しい所あるからね。日本にも。
映像はかなり凄かったと思います。あれを見るだけでも見た価値あるかも。違和感のない映像にするって、凄く大変な事ですものね。



洪水のシーンでは、水で死ぬのはいや!って思ったけど、一瞬にして凍るのもいや!って思いました。逃げ場がない上に、実際ありそうな感じでこわい…。


今回のヒーロー、ジャック(デニス・クエイド)は、ID4のように宇宙人を倒しに行く訳でも、ザ・コアのように原因を何とかしようと地下にもぐったりはしません。息子サム(ジェイク・ギレンホール)の側に行くだけ。てか、助けに行く・迎えに行く事に意味があるのね。親子愛!


気に入った所は、アメリカが大打撃を受け逆密入国が激増し、南の国へみんな逃げ出すんだけど、大統領が言った『我がアメリカは発展途上国の庇護下にいます。助け合いに感謝しましょう。』(原文ママではないです)みたいな言葉。
『世界はアメリカが救う!』って感じではなく、好感が持てました。
戦う相手が、人でも宇宙人でもなく、自然な場合、軍事力も経済の発展も肌の色や歴史、化学兵器でさえ役に立たないのです。何も。


映画はニューヨークで生き残った息子を含め、出来る限りの人間が救出されましたが、この後も被害を受けていない国が、被害を受けた国に援助するという事があったのに違いありません。
人間の歴史は色々な事があり、戦争や報復があったりするものだけど、こういう時は力を合わせる事ができる人類だといいなと思います。