透明な風、猫の背中。



途中からの流れにびっくりです。
ショーン・コネリー主演、ローレンス・フィッシュバーン(マトリックスのモーフィアス!)、エド・ハリスが出ています。



ショーン・コネリーは大好きですが、今回ばかりはちょっと違ったかなと思っちゃいました。
だって!エド・ハリスが凄いんです。
出てると知らないで見たんですが、いかれた連続殺人犯の役でした。
それが凄いんです。(後のダークナイト、ヒース・レジャーのジョーカーにも匹敵すると思います。)
エド・ハリスは、格好いい役も、人が良くやや頼りない役も、いかれた役もできるんですね。またそれが凄い演技力なんです。
ガーーーーと怒鳴ったかと思えば、いきなりディズニーキャラクターのように落ち着いたコミカルな話し方をする所なんて、鳥肌立っちゃいました。
コレ必見。


ローレンス・フィッシュバーンもいやーな役だけど、ちょっとこわくて健闘していました。


前半半分は、黒人青年が無実の罪で死刑になるので、それをショーン・コネリーが救うというものです。ショーン・コネリーはデビッド・ゲイルみたいなものでした。


そして後半、全てが逆転して、見方を変えればそれはそれで納得ができる演出でおもしろかったです。
ショーン・コネリーは、前半に言われた『ではあなたの家族が犠牲者だったら?(うろ覚え)』という問いに、実践で答えた形になりましたね。
死刑制度問題は、一概にどちらかという事は言えなくて、この映画のようにどっちの可能性もあるのだという事でしょう。こわいですね。