透明な風、猫の背中。

2004.5.15記事再掲載


きゃーーーーー!ブラピーー!!なんか久しぶり♪
それにしても、筋肉ムキムキの体かっこいいー。
…と書くとちょっと…。
この映画の為に作り上げた肉体なんでしょうね。さすがです。


ブラピは『アキレス役』。最強ならではの、孤独や葛藤も感じられました。
トロイの兄弟にエリック・バナとオーランド・ブルーム。
実はお兄ちゃんのエリック・バナを見て『なんか知ってる人』と思ってたんだけどハルクの人だったのね。
ここにもション・ビーン出てるし!ロードオブザリングのボロミアからリベリオンを見てまたお会いしましたね♪って感じです。
オーランド・ブルームと恋に落ちる人妻役、ダイアン・クルーガーもとってもキレイ。
なんて言うか、高そう?男達が奪い合って戦争が起きるだけの事はありますね。
そんな感じで(もっといますが)豪華なキャスト。


個人的には団体戦より、ブラピが一人で戦う所が良かったかな。
なんかあくせくしてなくて、さらっと相手を倒してしまう、まるでスポーツをするように。
あれは戦うしかない一種のむなしさがもたらした、冷めた心が表れてるんだと思う。
それをかっこいいと言っちゃいけないかしら…。


話の流れはスムーズで入り込んで見れたけど、ラストに近くなり木馬が登場してからが、さらさらーっとまるで『ここから先はみなさんもご存じよね?』って言われてるみたいな展開の速さだったけど、もうちょっとだけ丁寧だったら良かったな。
パッションも最後はそうだったっけ。。。


『ここから先はみなさんもご存じよね?』箇所は管轄外で、そこまで細かく描こうとすると大変な事になるのかもしれませんね。でもちょっと残念。
トロイの木馬の話は、『あー、なんとなく知ってる』位だったんだけど、そこにたどり着くまでを丁寧に作ってあるので、凄く楽しめました。


みなさんも行ってブラピを見てください。踊るように戦う、最強のアキレスを。
そして、最強の男が普通の男になる時を。