二酸化硫黄とドライフルーツ
前回の記事に少しだけ書きました、色鮮やかなドライフルーツのお話。
もう2年前になりますが、書いた記事を再更新しておきます。
中身をじっくり読んで確かめてからの方がよかったかな
写真も古いです。
ま、いいか(笑)。
笑って許して
それ以降情報更新されていることもあるかと思いますので、気づいたことあったらご指摘ください。
以下2009年10月の記事そのままです。
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皆さんこれ何だか分ります?
オーガニックのドライアプリコットです。
中々見当たらないので、オーガニックショップなどで見つけると即効買ってしまいます!
今日は以前から下書きにとっておいた二酸化硫黄について書いてみようかとおもいます。
上の写真の乾燥アプリコットを見て、え?乾燥のアプリコットってもっとオレンジできれいな色をしていない???って思ったアナタ。
本物の乾燥アプリコットを食べたこと、もしくは見たことないのかもしれません。
二酸化硫黄って知ってますか?
もしくは亜硫酸ガス。
なんだか毒々しい名前ですよね。
二酸化硫黄は毒性のある気体で、呼吸器系を刺激し、咳、気管支喘息、気管支炎を引き起こします。
実は二酸化硫黄はドライフルーツの見た目を保つため、酸化防止に使われる食品添加物でもあり、その他にもワイン、果実酒、かんぴょう、水あめ、天然果汁、甘納豆、煮豆、ブドウ、なんかに使われます。
だからオレンジ色の乾燥アプリコットは新鮮だからなのではなく、化学添加物を使っているからなんですね。
だから「あ~ら、新鮮でおいしそな乾燥フルーツ!」なんて言って買う鮮やかな色の乾燥フルーツは決して新鮮なわけではないんです。
オーガニックの乾燥アプリコットは毒性がないのはもちろんですが、味が全然違います!
一度食べたら二度と二酸化硫黄を使った乾燥アプリコットは食べられませんよ!
まずオーガニックのアプリコットは天日干しなので、ものすごく甘い。
乾燥アプリコットにありがちな舌を刺すような酸っぱさが全くありません。
ものすごくやさしい味、ほっこりとした太陽の光を感じられるような味とでも言うんでしょうか?
大分以前に知り合った某食品添加物会社で働いていた女性がいます。
彼女は某食品添加物製造会社の研究室で研究員として働いていました。
研究室ではもっぱらラット、ウサギなどを使い食品添加物の毒性を調べていたそうです。
食品添加物のあまりの毒性の強さを目のあたりにし、良心の呵責にいたたまれなくなり、退職をしたそうです。
どんな添加物がどんな毒性を引き起こすか、というのは某会社を退職したときに口止めの公約にサインしたため、一切口外できないとのこと。
その話を聞いて以来、私は食品添加物にとても敏感になりました。
学生時代にも少しだけ授業で食品添加物の毒性について習いましたが、自分で調べれば調べるほど恐ろしい事実が出てきます。
ビル・スタタムのケミカル・メイズ。
初めてこの本を買ったのは学生の時でした。
それ以来何年かおきに改訂版が出て、今持っているのは4th Editionです。
この本には食品添加物とその表示番号、各添加物の毒性、そしてどんな食べ物に隠れているかがわかりやすい表になっています。
ちなみに英語で二酸化硫黄はSulphur Dioxideといいます。
この本で見てみると、、、、
毒性は、喘息、気管支炎、アナフィラクシーショック、じんましん、吐き気、ビタミンB1の破壊、胃痛、下痢、腫れとあります。
表示番号は220。 ワインなんかによく記載されていますよね、この220。
私がオーガニックや添加物フリーにこだわるの理由はこんなところにもあるわけです。
娘にはなるべくクリーンな食べ物を与えたい。
だって We are what we eat ですから。
実は二酸化硫黄とこの本に関する記事は1年くらい前に下書きに書きためておいたもの。
やっと日の目を見ることができました(笑)!