グルテンアレルギー さてどうする? その2 | ナチュロパスなみのBeyond Naturopathy

グルテンアレルギー さてどうする? その2

さてさて少し間が空いてしまいましたが、グルテンアレルギーさてどうする?の続きです。


前回はグルテンアレルギー を疑い始めたらどうするか?について書きましたが、今回はグルテンアレルギーだと分かったらどうするか?です。


まずグルテンアレルギーだと分かったらグルテンを徹底的に避けることです。 


アレルギーの場合(IgE検査でアレルギー反応が出た場合)、残念ながらその食物に対してのアレルギーをなくすのは中々難しく、長い間(下手すると一生)その食べ物を避けなければいけません。


ただし免疫力を整えることでアレルギーがなくなる場合もあります(セリアック病 <Wikipediaをどうそ>の方は残念ながらグルテンは一生避けなければいけません)。


グルテン過敏症(チャレンジダイエットをしてみて、グルテンになんらかの反応があった場合、もしくはIgG抗体検査で反応が出た場合)だと分かった場合はちょっと違います。


過敏症の場合、グルテンを完璧に避けるのは3ヶ月から6ヶ月の間。 その間に免疫力を整え、消化機能を改善すれば、3ヶ月から6ヶ月後に、少しずつならグルテンを含む食物を食べるようになることができます。


だから過敏症であるか、アレルギーであるかを確かめておくのは意外に大事だったりするんですね。


3~6ヶ月のグルテン除去の後、少しずつならグルテンを食べられるようになると言いましたが、これはあくまでその間に消化機能を改善し、免疫力を整えておけば!の話です。


グルテンを避けていても、栄養の偏った食事をしていたり、ストレスの多い生活を送っていたり、睡眠不足だったりすると、3~6ヶ月後も免疫力はバランスを崩したままなので、グルテンを少量食べ始めてもまた同じ反応がでたりします。


またアレルゲン、過敏症のある食べ物を長い間食べ続けると、胃粘膜の機能が低下し、リーキーガットシンドローム(LGS=腸管壁浸漏症候群)を引き起こすことがあります。 また慢性のストレス、抗生物質、頭痛薬、鎮痛剤、解熱剤の過度な使用、アルコール、カフェイン、ステロイド剤、ピルの使用が原因で、LGSを引き起こし、LGSが過敏症を引き起こす、という逆のパターンもあります。 


LGSついてはかなり話が長くなるのでまたいつか記事に書きたいと思います。


さてさて、消化機能の改善、免疫を整えるにはどうしたらいいか?


栄養バランスの摂れた食事、カフェイン、アルコール分を控え、適度な運動とリラクゼーションと取り入れた生活を送るのは一番大事なこと。


そしてビタミン、ミネラルのバランスを整えることです。


消化器系に重要なのは亜鉛とビタミンB群等です。


免疫力に重要なのは、ビタミンC、ビタミンB群、亜鉛、鉄分等になります。


ストレスにはビタミンB群とマグネシウム。 


亜鉛、鉄分に関しては、不足しているかどうかテストをしたほうがいいと思います。


ハーブでいうと、Astragalas (アストラガラス)、Bacail Skullcap (スカルキャップ)、Albizia(アルビジア)、Echinacea(エキナセア)、Olive Leaf(オリーブの葉)、Licorice(甘草)等が私のよく使うハーブですが、クライエントの病状によって使い分けたり、他のハーブを混ぜたりもします。


私がクリニックで使うのはとってもまずいTincture(チンキ)と呼ばれるものですが、以上のハーブをお茶にして飲むこともできます。 


ちなみにエキナセアは喘息などを一時的に悪化させることがあるので気を付けてください。


消化器官の健康に欠かせないのはプロバイオティックと呼ばれる善玉菌たちと繊維質です。 プロバイオティックは錠剤、粉状のサプリメントで摂るのが一番いいと思います。


繊維質は、野菜果物から採ることも大事ですが、私は個人的にSlippery Elm(スリッペリーエルム)という木の皮を粉状にしたものが好きです。 胃腸壁を守ってくれる膜をはってくれるので、LGSにも良いですし、胃腸が痛むときや、胃腸に炎症を起こしている時、アロエジュース(ジェルのみ、アロエの外側は使わない)と一緒によく使います。


昨年日本に3ヶ月ほど里帰したとき、日本で中々いいサプリメントに出会うことがありませんでした。


大きな薬局に行くたびに、ビタミン、ハーブのサプリの箱とにらめっこで何がどれくらい入っているか色々調べてみたのですが、どれもイマイチでした。 どれもこれも、え??このビタミンなんでこれだけ?とか、どうしてこの組み合わせ??みたいのが多かったです。 


ビタミンって一つだけとればいいってものじゃないんですね。 たとえば鉄分の吸収にはビタミンC、そして赤血球の形成には葉酸とB12など、組み合わせそして量が大事。 どういった鉄分を使っているかももちろん大事。 たとえばオーストラリアでは鉄分と一口にいっても、Ferrous Fumarate, Ferrous Sulfate, Ferrous Gluconate, Ferrous Chelateなどと色々あります。 その中でも一番吸収力がいいのがFerrous Gluconate。 Ferrous Fumarateは一番安くて(安く作れるということ)ほとんどの鉄分のサプリに使われてますが、便秘になったり、胃腸の痛みをおこしたりします。


オーストラリアではサプリメントはTGA(Therapeutic Goods Administrationという政府の機関)によって薬剤と同様に管理され、TGAによりサプリメントの質、その効用と安全性が常にチェックされています。 サプリメントを作る工場にも1年に1回、検査が入りますし、明記されているものと中身に相違がないか、重金属による汚染の有無も検査され、サプリメントの質だけ(?、あ、あとビーチ?)は世界に誇れるのではないでしょうか?


でもたまに質の悪いものもあります。 ブランドによってでしょうね。


市販で買えるもののなかではMicrogenicsはいいブランドだと思います。


某N.Oブランドは私は絶対に触らないブランドです。


そう考えるとやっぱりピンキリですかね?


と、かなり話はずれましたが、以上がグルテンアレルギーについてでした!





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