♪ラブピ♪ | 波岡一喜オフィシャルブログ「天下統一ゆえノ刻印」Powered by Ameba

♪ラブピ♪

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一昨日午前10時から渋谷のシネカノン試写室にて、「パッチギ!LOVE&PEACE」を観た。
俺は今作は出てないがシネカノンの李社長の好意により観せていただくことができた。
噂通り試写室は満員。
今作に出演されている藤井隆さんもいらっしゃっていた。
初めてお会いしたのだが藤井さんは何故か笑顔で挨拶して下さった。
もの凄く知り合い風に挨拶されたのでどっかでお会いしたかなぁ?と考えながら席についた。
ちょっとして映画が始まった。
オープニングのシネカノンマークを見るといつも「パッチギ!」を思い出して懐かしくなる。
そら映画館で12回も「パッチギ!」を観てたらそうなるか。
本編が始まるとあっという間にラブピ(今作LOVE&PEACEの略)の世界に引き込まれた。
観る前から既に観た方々から
「前作以上かもな。」
と言われていた。
人間そう言われると構えて観てしまう。
それプラス自分が出ていない今作に対して自分が出ていた前作の肩を持ちたい想いも役者として自分の中にあった。
それでもあっという間に引き込まれた。
あっという間過ぎて結局何分上映されていたのかわからなかった。
内容は当然ここで言うつもりも無いし、皆も聞きたくないだろう。
ただ、観終わった時、俺の目は真っ赤っ赤だった。
明るくなってもまだ溢れてくる涙を恥ずかしいとも思わなかった。
俺は一般のお客さんとして観るつもりだったが実際は無理だった。
気がつくと、モトキ・バンホーという役に自分が入り込んでしまいバンホーが観るラブピだった。
だから全ての出来事に対して一喜一憂し、自分がラブピの世界にいるかのようだった。
涙の量で映画の良さを俺は表現できるとも思わないしするつもりもない。
でも涙の質で映画の良さは表現できると信じている。
俺がこんなことを言うのはおかしいかもしれないし、役者として悔しい想いもあるが、俺は前作より多くの涙を流した。
前作とは全くテイストの違う作品ではあるから、比べることは俺にはできないが、ラブピが公開して観た人の中には、「前のパッチギ!を越えた」っていう人がいてもおかしくないだろう。
そんな作品だ。
前作で生命の誕生を感じ、今作で生き続ける大切さを感じた。
役者として、「この映画にワンカットでも関わりたかった」と思ってしまう。
そう思える映画って俺は素晴らしいと思う。
観る前日に井筒監督と花見をしたので監督に、
「俺明日試写でラブピを観せていただきます。」
と言ったら監督は、
「お前の頭ではわからんことだらけかもやけど、それでもちゃんと宣伝せいよ!」
と監督らしいことを言っていた。
アホな俺の頭で考えても、めちゃめちゃわかることがあった。
少なくとも観て良かったと思えた。
前作の「パッチギ!」をまだ観てない人は是非観て欲しい。
そして観た人は5月19日に公開する「パッチギ!LOVE&PEACE」を是非観て欲しい。
観て後悔は絶対にさせまへんで~!


ちなみに余談ではあるが、上映終了後、藤井さんに改めて挨拶に行くと、藤井さんは、
「すいません!前作を観てたんで何か一緒に出てた気分になって勘違いしてしまいました!ラブピを観てる途中に一緒に出てないって気付いて恥ずかしかったです!」
とお茶目なことを。
藤井さんのことを改めて大好きになった(^-^)ノ~~