高校3年間の進路指導
学校の教師を長いことしているので、子育ても同じような方法、考え方でやってしまうことが多い。
学校と言っても高校なのですが、3年間で進路を決めて別の世界に移らなければならないのです。その行き先を生徒各自に決めさせないといけない。進路指導でいろいろなスケジュールを作って道筋を見やすくしておかないと、3年間ボーっとして何も考えないで卒業を迎えるという生徒が出てきます。
だから、要所々々で関門を設けて右と左のどっちへ行きますか?という感じで追い詰める作業をします。
- 1年生 広くいろいろな進路先を考えさせる。情報提供
- 2年生 ジャンル別の学校・職業体験
- 3年生 進学・就職のコース分け コース別の取り組み
大雑把に言えばこのように学年を追ってじわじわ追い詰めていきます。
子どもがお金の持ち出し事件起こす
子どもが小学校3年生のとき家のお金を持ち出してゲーム機を買いました。親としてお金の管理も少々杜撰だったこともありましたが、そういうことのできるすきを与えたことが大いに悔やまれました。どうしてその非行が露見したのかというと自分の部屋で熱心にゲームをやっているところを見つかったのです。問いただされて逃れきれずにお金の持ち出しを白状したという次第です。
問題はいくつかありますが、その中で一番強く感じたのは次の問題でした。
ゲーム機を子どもに与えるか否かということの議論不足
子どもにゲーム機が必要かどうかということを考える頭がそもそもありませんでした。ゲーム機と言うものに対する価値観の違いとでも言えばいいのでしょうか、親としてゲーム機が子どもの生活の中に必要かどうか考えることがなかったわけです。
肝心の問題が残っています。お金の持ち出し問題です。これは、物理的に持ち出せなくするだけでは問題は解決しません。お金の持ち出しが悪いことだということを教えなくてはいけません。
- 悪いことだと認識させる
- 決してもうしないと誓わせる
この二点についてじわじわ追い詰めていきました。
- お金を持ち出したね? はい
- なんで持ち出したの? ゲーム機が欲しかったから
- 欲しいものがあったらお金取ってもいいの? あかん
- あかんのになんでお金取ったの?
この先期待した答えは、「悪いことをしたごめんなさい」という内容でしたが、2へ戻って「ゲーム機欲しかったから」と堂々めぐりを続けたものでした。
学校で高校生を追い詰めている方がよっぽど楽だと感じた長い時間でした。
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