羊からマフラーになるまでの制作過程の
第1回:「羊の毛刈り

第2回:「羊毛洗い

第3回:「紡ぎの準備 前編

第4回:「紡ぎの準備 後編」です。

 

第5回の今回は、糸紡ぎ。

動画をどうぞ。



わかりづらいのは重々承知ですが、
一応解説?ことばにしてみますね。

前回つくったロールから糸を紡ぎ出しています。
両足で紡ぎ車の踏み板を踏んで廻しています。
その回転は、糸を撚る回転と、
糸をボビンにひきこむ力にもなっています。

右手はロールに一気に撚りがいかないように
抑えたり、開いたりして調節しています。

左手はロールにちょうどいいくらいに撚りが入ったな、と
感じたタイミングで伸ばしています。
伸ばしすぎたらぱたぱたと指に巻き取って戻って
ちょうどいい太さになるように伸ばします。

言葉にするの、むずかしい...。


ロールと糸が一直線なのがポイント。
ロールの中心に撚りが入ることで
ロールがそのまま糸になるかんじ。
中心に、空洞の芯がある、
コイル状の糸になります。

なので空気をたくさん含む糸です。
とっても軽く仕上がります。

そして織っているとき、とても切れにくいです。
つなぎ目くらいでしか切れない。


いろんな紡ぎ方があって、
それぞれ良さがあります。
私はこの紡ぎ方が好き。
軽い糸、切れにくい糸、メリットはもちろんですが
紡いでいるとき、ゴムみたいに
みよ~ん って伸びるのが楽しい!のです。


 

 

紡ぎの準備 前編」からここまで、
15g分で2時間半~3時間かかっていました。
もっと効率よくする方法はあるとは思いますが、
私は私がここちよい、と感じるペースで
仕事を進めていきます。

たくさん作らなきゃ!って
気持ちがきりきりしてしまったら、
きりきりしたマフラーになる。
そんなもツマラナイものは提供したくない。

気持ちが和む、ほっとする一枚をつくりだしたい。
それはまず、作業するわたしから。

そして「リンクかせ上げ」へ続きます。

 

 

作品は

リンクこちらのネットショップで販売しています。

 

羊からマフラーが仕上がるまでの動画は

リンクこちらのページをご覧ください羊

 

 

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