ボツワナから帰国して、3日間のあたふたした研修が終わった。

NTC(二本松訓練所)で過ごした濃ゆい2ヶ月、
ボツワナでの、これまた濃ゆい2年、
そして、あっという間に終わった帰国後研修。
久々に会う世界中の仲間とゆっくり話す時間もないまま、
みんなが‘協力隊’という一緒の枠から外され、散り散りになっていく。

ずっと会っていなくても、協力隊という枠でつながっていた何かが、
すっと薄くなったような気がして、何だか1人になったと感じた。
1人というか、自分だけになったなぁと。
協力隊とか、ボツワナ隊とか、そういうカテゴリーが全部外れて、
ラベルのない自分になった感覚。
そういえば、教員を辞めた翌朝も、こんな気持ちになったっけ。
淋しいわけでも、嫌なわけでもなく、ただ、そうであるということ。
2年が何だったとか、そんなこと今はよく分からないし、
2年が自分やボツワナにどれだけ有益だったかも分からないけれど、
あーだこーだ文句言いながら過ごした日々は、何だかんだで楽しくて、
ほんわかと幸せで、ボツワナのこと好きだったんだなと今思う。

帰国後研修の受講者は、200ー300名もいるのに、
マイナーカントリーボツワナのことを知っているのは、
私たった1人だけで、そのことがとても不思議に感じた。
日本人がたった40人位しかいない国にずっといたから、
日本国民全員がボツワナのことを知っている気に、
どこかでなっちゃっていたけれど、そんなワケないよねー。
それを思うと、ボツワナに行けたこと、知れたこと、
トホホなことも多かったけれど、やっぱり良かったなと思う。

新しい1歩を踏み出す時は、その足をどこに着地させるか、
いつも悩むけれど、今回は何となく見えているので、
そこに向かって、ゆっくり歩み出して行けたらいいなあ。

にしても、たかだか1週間で一気に環境が変わりすぎて、
さすがの私も、ちょっとビックリ・・・というか呆然?
これが世に言う、帰国後ショックかしら?
ま、実家でリハビリリハビリ♪