【私:着信音量MAX < 姉:着信音量1】
PM 22:00~23:30
病院の部屋で休んでいると、ちょっと強めの陣痛が。間隔は10分~20分おき。
23時頃ナースコールで状況を説明すると「今別の妊婦さんのお産が入ったから、23:30からNSTしましょう」と言われる。
それまでは部屋で一人、呼吸法で陣痛を乗り切る。
PM 23:50~翌日 AM 24:30
23時半過ぎてもNSTの呼び出しがかからない。あれ?と思ってナースコールしたら
「ちょっとたてこんでて・・・ごめんなさいね、今からしましょう。」とのこと。陣痛室でNSTを始める。
陣痛室に行くと、別の妊婦さんが分娩室で叫んでる声が。もう産まれそう。
私、怖いから耳をふさいで横になった状態でNSTする。(分娩室に行くまでこの姿勢)
ここで事件勃発。
一度寝たら絶対起きない旦那さん。NSTしながら彼に電話するも、電話に出ない!!!
完全に寝てる!!!!やばい!!!!
私、陣痛に耐えながらとにかく旦那さんにコール!!!
ドコモから「通信が途絶えました」的な、これ以上コールしないでのメッセージが出るたびにかけ直す。
私からの着信音は最大音にしてるにもかかわらず、なんと239秒のコール×5回でも起きなかったことがのちのち判明。
私、どうしていいかわからず、とりあえず起きてそうな旦那さんのお姉ちゃんに電話する。
私:「あのね~、陣痛きたけど○○が電話に出らんくて・・・(泣)」
姉:「えーーーー!!!えっと、えっと、じゃあちょっと私も電話してみるね!!電話出らんかったら誰かにマンションまで行って起こしてもらうけん!!」
私:「ありがとう・・・(泣)」
それから数分後。旦那さんから電話かかる。
旦那:「あ、俺。今向かいよるけん!」
私:「たーのーむーよーーーーー!!!!」
・・・なぜかわからないけど、お姉ちゃんが2回かけたら電話に出たらしい。お姉ちゃんの着信音は普通の音の大きさなのに。
ほんと、意味わからない。
【旦那さんと二人で乗り切るいきみ逃し】
AM 24:30
旦那さん到着。・・・申し訳なさそう(笑)
とりあえず陣痛室でNSTつけたままいきみ逃しと若干強い陣痛のため、旦那さんのみに付き添ってもらって呼吸法のみでのりきる。
AM 1:00
看護婦さんによる内診。子宮口4cm!内診も完全に痛くなくなってる。
定期的な陣痛が22時から始まったので、3時間で3cm開いた。
このときくらいからいきみ感と痛みがちょっとレベルアップして自分一人ではいきみ感をのがせなくなり、旦那さんにおしりの穴を指4本でおしてもらう。
たまに強い陣痛の波がきて痛さのあまり呼吸が乱れると、旦那さんが横でスーーッ、スーーーーーーーーーーーー。って呼吸法をやってくれる。
それに合わせて次は呼吸を整える。このアシスト、かなり大切!
看護婦さんから「痛みの種類が変わったらナースコールしてください。」と言われ、看護婦さん立ち去る。
AM 3:00
いきみ感&痛みがパワーアップしたのでナースコール。
このとき、旦那さんと二人でおしりの穴をめいっぱい押していきみ逃しをする。
呼吸も、下腹に力を入れて空気がいっぱいいくようにしっかりめの腹式呼吸で痛みを逃す。
看護婦さんによる内診。子宮口4cmでさっきと変らず。
陣痛の痛みも、なんとか呼吸法で誤魔化そうと必死。痛い時ほど呼吸をめいっぱい頑張る。でも痛い。
たまにいきみ感で呼吸を乱され、そのたびに旦那さんが呼吸法をアシスト。
でももはや合わせられるとかいうレベルではない。
ていうかあれから2時間も頑張ってるのにお産がまったく進んでない。。。
ここから出産まで、看護婦さんが必ずだれか付いててくれた。
AM 4:00~5:00
私。痛いなかにも「ソフロロジーとは何か?」を考え始める。
妊娠中、旦那さんに「お産が怖い~~」と口癖のように言っていたけど、
彼はたまひよの付録であった「お産本番!OK&NGガイド」の本をかなり熟読してくれていて、怖いと言うたびに
「お産が怖いと思ったらだめらしいよ。陣痛は喜びの痛みととらえることが大事って書いてある。」って言ってました。
私も読んでたから「たしかにそう書いてあるよね」ってそのときは思ってたけど、いざ本番で思い出すのは本の活字ではなく、旦那さんの言葉。
私、痛みを前向きにとらえてみようと試みる。
・・・・うぅう・・・、陣痛くる・・・・・、うぅうううううぅううう!!!!
山のぼってるのぼってる!!!!
うぅううぅうぅうぅうぅうぅぅううう~~~~~~~~~~~!!!!!!
山きたーーーーーーーーーっ!!!!!!!!
キィイイイィイィイィィイイイィ~~~~~~~・・・・・・・
・・・はっ!・・・・・よし、山降りてる降りてる・・・・・・!!!!
フヒィイィイイィイィイィ~~~~・・・・・。
・・・・・・・・・・ふぅ~~~~~っ。過ぎた。陣痛過ぎたよ~~~~。
(こんな感じ)
で、呼吸法も強い腹式呼吸じゃなく、すんごい弱~~~~い、ゆ~~~~~っくりな腹式呼吸に変えてみる。
吐く息をとにかく細く長く。
看護婦さんも旦那さんも、私の呼吸に合わせられないくらい長く吐く。20秒くらい吐いてたかな。
そしたらね、痛みに対して第三者的な向きあい方ができたというか。
あーーー、お腹が最初痛くなって~、うんうん、そしたら背中もちょっと後から痛くなるんだね。
おぉ~~~、腰にずーーーーんときますよ~~~~~。
腰から~~~~はいおしりの方へ~~~~~~。はい、ずーーーーーーーーん。。。。。
ってね。かなり冷静。呼吸はゆるく長く。
それを繰り返してたらあるとき、赤ちゃんがずーーーーんと降りてくるのがわかった。
腰からおしりに向かって、ずーーーーん。って。
「あ、降りた。」って思った。
そのちょっとあとに内診したら、子宮口4.5cm!ちょっとだけ開いた!
看護婦さん:「お産進んでますよ!」って言ってくれる。
私:無言でうなずき、心の中で「(そやろ?)」と思う。
このあと旦那さんにちょっと出てもらって仰向けで剃毛する。
仰向けになると陣痛がハンパなく痛いので、陣痛の波ごとに剃毛を中断して横向きになり、いきみ感を逃す。
一人でいきみ逃しするし、パンツはいてないからお尻をうまくおせなくてジタバタ。。。
多分このときの陣痛の波は1分~3分おきくらいだったと思う。
とにかくずーっと間隔、痛みともにバラバラなままここまできてた。
そのあと6時に内診して、子宮口5cm。
呼吸法を変えてから痛みに向き合うことで劇的にお産の進み具合が変わった。
(毎回の陣痛でできるわけじゃなかったけど。)
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