その日、早朝のテレビから流れる地震速報と映像に、戦慄を覚えました。

午前中、街中がざわめき、繰り返される映像にただ茫然としていたことを思い出します。

あれから、18年。

2年前、「その街のこども」という映画を見ました。

15年経って、ようやく故郷である神戸に戻ることができた主人公の一夜の物語。

震災に遭った子供たちの、その後の人生に大きな影を落とした震災でした。

そして、東日本大震災。

あの映画を見ていなかったら、きっと別の支援を行っていたと思います。

今、被災地の子供たちが「夢」を諦めないような活動を行っています。

当初は、子供たちへの募金や野球用具を届ける。

サッカーの子供たちとの交流。

そして、植栽をしていこうと思っています。

あと2年経つと、阪神・淡路大震災後に生まれた子供が成人します。

でも、忘れてはいけない。

伝えなくてはいけないと思います。

故郷を離れざるを得なかった子供も、いつかきっと故郷に立ってくれることを祈って。