デュアルシステム | 中屋敷左官工業(株)

デュアルシステム

先週、日本経済新聞にこんな記事がありました。

「稼げる大卒どう育てる」
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大学での勉強が若者の役に立っていない。
そんな問題意識が世の中にじわりと広がっている。とあります。

私がここ数年、いつも出会う若者達に伝えていることです。
「これからは学歴は役に立たない。東大とかそういうほんの一握りの難関校以外は」と。

これからの時代は「あなたは何ができますか?」という時代が来る!と。

こう思っているのはきっと私だけではありません。
私の友人の大手建設会社の仲間もいつも口にしていました「大卒が役に立たない」と。

新卒を社会で受け入れる現場にいる人間ならみんな思っているのではないでしょうか?

企業が新卒者に求めている能力と、学校教育の最終アウトプットである大卒生の能力がミスマッチ。

「何のために大学ってあるの?」

いよいよそれが社会の表面に現れてきたようです。

記事にもどりましょう。

政府内では実践的な職業教育をする新しい学校制度をつくる動きが出てきた。と。
「ごく一部のトップ校以外はL型大学と位置づけ、職業訓練校にする議論も必要」とあります。

お!!「職業訓練校」にいよいよ時代が来ますよ~

しかし、実践的な職業訓練を見据えた大学をどうつくるかは課題も多い。とある。
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「訓練制度、独仏にヒント」とある。

どれどれ・・・

ドイツでは幅広い業種で労働と教育が一体化した「デュアルシステム」制度が確立しておりこれは一つのお手本だ。とある。

これって札幌左官高等職業訓練校とまったく同じやん!!
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「働きながら職業訓練を行って、即戦力化!!」

そしてフランスでは8000もの職業資格があり、能力の「見える化」が進む。とある。

「私達左官業種でいうところの2級技能士、1級技能士がまさにこれ!」
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私もまったくこの記事に同感です。
大学の中で職業訓練校にしても教える内容が難しい。
「どの分野の」「何を教える」が難しくなる。
大学という場所はまだ就職をしているわけではないので・・・

だからこそ、働きながら職業訓練という「デュアルシステム」が最善だと思います。

時代が私達に追いついてきた・・・

これからの企業トレンドは「職業訓練」かもね~アップ