左官の魅力〜壁編パート１〜

何回かに分けてお伝えしている左官の魅力。

今日は壁編です。

２００８年１０月のことでした。
天才久住章さんを札幌にお招きして、土壁ギャラリーを催しました。

その時に作られた「だるまルーム」と名付けられた部屋があります。
なぜ「だるまルーム」というかというと・・・

部屋の形がだるまのような形をしているからです。

久住さんは、「だるまルーム」で左官の壁はどんな曲面でも自在に作ることができるということを表現してくださいました。

地面に好きなように曲線を描いて・・・
それに合わせて、３０㎝ピッチに柱材を建てていきま～す。


つづいて使用するのは金網です。


この金網を建てた柱材にビスで貼り付けていきま～す。


つづいてモルタルを塗りま～す。


するとあっという間に曲面壁のできあがり～！


下地モルタルが乾燥したら、仕上げ材を塗りつけます。
今回は土を塗りました。


ちょっとデザインをということで、鏝で模様を付けたりして・・・。


完成です。


そして照明が入るとこんな素敵な空間に早変わり！

左官で壁をつくれば、どんな曲面も思いのままです。


「んんんん？」

真ん中のカッコいい壁も気になりますよね。
どうやって作ったのか？

次回お伝えいたしますので、お楽しみに！