白御影石の洗い出し仕上げ | 中屋敷左官工業(株)

白御影石の洗い出し仕上げ

はい、昨日のつづきです。

「白御影石の洗い出し仕上げ」とは。

最初はこんな状態で~す。
$中屋敷左官工業(株)-園名版

昨日もお伝えしたように、白御影石の砕石をセメントに混ぜ込んだ材料をコテでむら無く塗りつけていきます。
$中屋敷左官工業(株)-荒いだし4

むら無く塗りつけるのが大事です。
$中屋敷左官工業(株)-荒いだし3

下の写真を拡大すると分かりますが、文字の細かいところまでしっかり材料を入れなければいけないのです、これが一番大変。
$中屋敷左官工業(株)-荒いだし5

その後、きれいに均します。
どうですか? 真っ平らになったでしょ?
これぞ THE SAKAN の技術です!
$中屋敷左官工業(株)-荒いだし4

これからがまた大変。
表面が固くなってきた頃合いをみて、その平らに均した壁に水をかけるのです。
$中屋敷左官工業(株)-荒いだし2
カメラ目線の吉田さん。
これが、男が仕事に集中しているときの目です!

表面のセメント分のみを洗い流すと、御影石だけがきれいに表れてきます。
$中屋敷左官工業(株)-園4

この水をかけるタイミング、かける水の量がなにより大変なんです。
水をかけすぎると、御影石までが流されてしまうし、きちんと表面のセメント分を洗い流さないと御影石が表面に表れてこないし・・・

失敗は許されない一発勝負の仕事です。

これで十分に乾燥させ、文字を丁寧に剥がすと・・・。
$中屋敷左官工業(株)-荒いだし6

きれいに文字の部分だけがくり抜かれて、彫り込み文字のできあがり~!!

ねっ? 左官ってすごいでしょ!