福岡市早良区 O様邸 RC造(鉄筋コンクリート) 塗装工事 1月20日 | ナカヤマ彩工の塗装工事日記

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福岡県福岡市の塗装職人、ナカヤマ彩工が日々の塗り替え工事の記録を詳しくお伝えします。プロが読んでも勉強になる記事を目指します!

平成24年1月20日(金)作業人員3名 『累計 19人工』
キクスイSA工法 ベース色塗


下地補修後、菊水化学工業さんに再度引渡し。

今回は下地補修が終わっていますので、後は仕上げを行なってもらうばかりです。
前回までの下地補修で再度でた粉塵等を、まずは清掃。
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その後、下塗材を塗布。
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下塗材はこの材料になります。

アクアベール 500
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撥水剤です。

下塗乾燥後、ベース色塗。
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左がベース色塗布前、被疑がベース色塗布後。
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職長と下塗材の乾燥時間に付いて確認をとりましたが、大丈夫との事。
念のため、メーカー担当者にも確認。

「施工要領では16時間になっているが、あくまでも16時間経てば乾燥が完了します。」

という事。

「当然16時間以前に乾燥してしまえば、次の工程に移っても問題は無い。」

という見解になるようです。

んー??
塗料の考え方とは若干違うような…??

とりあえずは、メーカーが大丈夫という事を言っていますので、作業を進めて貰います。

ベース色塗布後の様子です。
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補修箇所はまだうっすら出ています。
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このベース色は、SA工法である標準色の中でも一番薄い色のものになります。
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この粉体にこちらの混和液、アクリル60 を混ぜまして、
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塗布する材料を作ります。
この粉体で着色していくのが、キクスイSA工法の売りです。
通常はアクリルエマルション樹脂塗料(EP等)等で着色していくのですが、キクスイSA工法は粉体(セメント)でになります。
アクリルエマルション樹脂塗料は当然塗料ですので、有機物。
着色時の色合い等は顔料により調色(N-70程度)します。
有機物の集合体になりますので、従いまして、紫外線等の劣化に弱い。
変体色が起こりやすいことになります。
しかも、EPですので樹脂はアクリル樹脂。
樹脂的に考えましても、比較的劣化しやすいものになります。

今回のキクスイSA工法は、色合い等の調整は顔料で行わず、粉体の色で調整しています。
この粉体は成分がセメント。よって、無機物。
無機は紫外線に強く劣化しにくいものになりますので、変体色に強いということになります。
しかし、セメントだけでは表面に塗布できませんので、バインダーとしてアクリル樹脂の混和液を使用して、躯体表面に塗布していくのですが、あくまでも、色合い等の着色材は入っておらず、セメントの色合いだけですので、有機物の塗料のように変色・退色がおきないことになります。
これがキクスイSA工法最大のポイントです。

ここまで、作業状況を見届けまして、私は西区のO様邸に向かいます。

~~~ 夕方17:00前 再度到着 ~~~

作業状況は、補修跡を目立たなくするように、ベース色でボカシの段階でした。
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外壁面の判断程度終わったとの事。

このあたりで本日はキリを付けまして終了のようです。

明日は本日の作業の引き続きと模様付けの工程を行います。
以上で本日の工事日記は終了です。