平成24年1月11日(水)作業人員4名(半日) 『累計 14人工』
キクスイSA工法 下地補修
AM8:30 O様邸到着。
菊水化学工業さんを待つ間、O様と電話のやり取りで、下地補修に付いての質問がありました。
やはりO様の様もある程度、大々的に補修を行うものだと思っていました様で、先日の下地補修を見た後疑問に思われていたようです。
私も昨日疑問に思っていたので、一旦現場の作業の職長に再度確認する事にします。
1 下地補修はこのくらいで本当に大丈夫なのか?
2 ピンホールに付いてはもう少し拾って(埋めて)貰いたいので、再度廻ってくれるか?
3 今補修を行なっていない箇所は、基本的に後でわからなくなるのか?
この3点を確認することにしました。
1については基本的にはこの程度しか行わないとの事。
2については再度廻ることを了承してもらい、
3についてはある程度はわからなくなる。
という回答が返ってきました。
ここで、ちょっとやはり疑問が生じます。
1.2はとりあえずとしても、
3に付いての「ある程度」ということは一体何だろう?と・・・
基本的に当初、私、O様、メーカー担当者の3社で確認をした際には、下地は綺麗になりますので、わからなくなるというはずの話だったが、今回の職長がいう「ある程度」が非常に気になってしまう・・・
次の予定がありましたので、ひとまず、本日の作業をお願いしておきまして、再度昼に戻ってくる旨を伝えO様邸を離れます。
今日は西区のO様邸も工事着工日。
朝は林氏に現場に行ってもらっていますので、とりあえずは安心。
その後、次の現場(数年前のお客様)で林氏と合流し、昼まで作業。
その頃、O様邸の職長から電話があり、下地補修が終わったから確認して欲しいとの事。
O様邸に戻る間の電話で下地に付いての再確認をしたところ、
朝聞いた「ある程度」意味が初めてわかりました。
どうやら、現場の職長にはメーカーか担当者からの指示が正確に伝わっておらず、今までの経験上での感覚で補修を行なっているようです。
従って、下地の程度はその職長の感覚次第。
職長が、
「この下地だったら多少出ても仕方が無い」
「この程度直しておけばいいだろう」
と思えば、その下地は直していない、もしくはある程度しか直していないので、当然仕上がった後に多少下地が出たとしてもしょうが無いという感覚で補修を行なっていたようです。
それでは、さすがに困るので、
「キッチリ直して貰いたい」
ということを告げますが、
そう簡単にはいかず、
「メーカーからの指示がそこまで言われていないので出来ない。」
との事。
それではと思いメーカー担当者に直接電話して、経緯を話して下地を直してもらうように伝えますが、
メーカー「下地補修はキクスイSA工法には入っていない。」
「爆裂や欠損、ピンホール等は別になりますので、」
という回答が・・・
ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
今更何を言う・・・
私「下地っていっても爆裂や欠損、何かや無いんだけど」
「劣化で肌(表面)が荒れた箇所をちょっと補修してくれる程度の事やけど」
「何故それくらいが出来ん訳??」
「っていうか、このままじゃ、仕上り悪いと思っとるなら、普通は直すやろ!」
「費用が掛かってもいいから直してくれ!」
・・・・問題が発生してしまいました(汗)
そのような電話をメーカー担当者としている内に、O様邸に到着。
現場の職長を話してはみますが、やはり、この件は解決はしないようです。
職長も下地が悪いので仕上りは綺麗にいかない箇所があることは、十分に承知はしている様ですが、やはり、その分はメーカーから依頼された内容には入っていないために出来ないとの事。
この件は職長の言い分もわかります。
現場サイドに直接色々話すわけにはいきませんので、やはりメーカー担当者と話さない事には解決は無理そうです。
また同じ内容をメーカーと話はしますが、相変わらず解決出来ず。
話の内容を要約しますと、
メーカー「私の話している意味はわかりますが、当初はそこまで考えていなかった。」
「SA工法を行えば十分に綺麗になります」
「が、全部わからなくなるかと言えば、何とも言えません。」
との事。
私「いや、O様と一緒に話したんだけど。」
「綺麗になるって言ってたよね。」
「下地わからなくなるって言ってたよね。」
「内容に入っているいないに関わらず、悪いものは直して施工するのが普通でしょう」
このような話から前に進みません・・・
しかし、今回の件で単純に
「綺麗になる」
「下地がわからなくなる」
など、言葉上での感覚は、全く人によって受け取り方が違う事を改めて知った次第でした。
私とO様の感覚とメーカー担当者と現場の職長の感覚とでは、
「綺麗」
ひとつとっても、同じようで同じでは無いということがわかりました。
このまま作業を進めて、後で手直しとして補修が出来るかどうかを確認しましたら、それは出来ないとの事。
そうだとするならば、一旦工事を止めない事には後で取り返しの付かない事になる恐れがありますので、本日のところは以上で作業をストップ。
まず、
「下地の程度について」
の感覚をメーカーと再度話し合わなければいかなくなりましたので、後日、再度O様がおられる時に打ち合わせを行う事にしました。
次のO様の休日は今週の土曜日。
その時に、もう一度下地の補修程度の件を打合せ直したいと思います。
今回のように、「責任施工」の工事でなければ、私自身が補修を行えばすぐに済む話なのですが、今回は、そう簡単にいかないようです。
塗装は下地から始まり上塗の塗装までがひと通りの工程だと思います。
その内の下地は施工を行わず上塗だけ施工を行うとすれば、将来問題が発生した際に、下地のせいにされてしまってはひとたまりもありませんので。
「責任施工」である以上全ての工程に責任をもって行なってもらいたいものです。
しかし・・・
ひと通りの工程をメーカーが責任をもって行うをいうものが本来「責任施工」という意味なのでは無いかと思いますが・・・
そのような上で、メーカーの登録店のみが施工をすることで、施工に対する「品質」を確保しやすくするための、そのような体制をとっているかと思っていたのですが・・・
一体「責任施工」という意味は何だろうか・・・
と悩んでしまいます。
ちょっと愚痴になってしまっておりますので、このへんで工事日記は終了します。
O様、一旦作業がストップしてしまいましてすみません。
私がもう少しちゃんと打ち合わせをしておくべきでした。
本当にすみませんでした。