人生がときめくカラーサロン

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第6章 チャレンジの向こうにある本当の私
①女性に目覚め、女性として生きる覚悟ができるまで


幕末のドラマや戦国時代のドラマを見ていると、
歴史に名を残すような偉業を成した時の年齢が若くてびっくりします。

 


20歳代で、国を背負って立ち、歴史を変えるようなことをしているわけです。
これは日本だけでなく、世界の歴史を見ても同じことが言えます。



昔は、今ほど社会も複雑ではなく、早く大人になっていたのです。
それに比べて現代は、ゆっくりゆっくり大人になって行きます。

アイデンティティが確立される年齢も、昔は中学生くらいでしたが、
今は、大学を卒業して社会に出てからという人も少なくありません。



また、昔は仕事と言えば男性がするもので、女性は家に居るものでした。

しかし、今は男性じゃないとできないような肉体的な仕事も減り、
頭脳労働や、人間にしかできない接客業が増えました。

頭脳労働とコミュニケーション力が高くないと難しい仕事が増えましたよね・・・

また、女性も男性と同じ学問をすることが許される世の中になり、
男性とか女性とか性別に関係なく、能力で採用、評価されることが多くなりました。


女性は本質的に、「喜ばれたい」が強い人が多いので
仕事に対する考え方は、男性と必ずしも一緒ではありませんが・・・
そういった時代の流れで、女性も、仕事で自己表現や社会貢献がしたいと、
思い描くようになりました。


しかし、女性の肉体は、昔と比べてそこまで変化しておりません・・・

女性は、出産するのにベストな年齢がありますが、
それと結婚したいと思う時期が、
現代社会では一致しなくなって来ているのかもしれません。

社会がそれに気づいて、その為の準備をした上で、
女性を社会に迎え入れないとならないのでしょうが、
残念ながら女性が社会の中で活躍するできる体制を整える方が遅れています。



そのため、女性はある年齢になると、結婚か、仕事かで自分の人生を
選択しなければならない場面に遭遇する人が多いのではないでしょうか。




私のスクールにも、そういうお年頃の女性が今までたくさん
学びに来て下さっていました。

人生設計を意識されている女性が、スクールに通われる動機は
主なもので5つあります。



1.これから、結婚や出産、子育てという素晴らしい人生が
  待っているのですが、その前に、何か一生懸命チャレンジした!
  という証みたいなものが欲しい



2.結婚したいけど、相手がいないから、もし結婚できなかった時のために
  何か身につけておきたい



3.結婚したけど、子供が生まれる前に、何か身に着けておいて、
  子育てがひと段落したら、仕事にしたい


4.子供が少し大きくなって自分の時間ができたから、
  あるいは、定年が近いから、定年後のために、
  今のうちに、何か身に着けておきたい


5.子供が授からなかったが、その分何かで社会貢献がしたい





結婚は、ご縁、出産は授かりもの。
計画通りに行くとは限りません。




だから、女性は、やれるときに、やれることをするしかありません。



私は、そういう女性たちの自己実現の
お手伝いがしたいと思って、カラースクールを続けてきました。

実際に実現できるかどうか、あるいは、
それが本当の望みで間違いないのかどうか。


それは、チャレンジしてみないと分からない部分もあります。
ただ、認めてもらいたいだけだったかもしれません。

それでも、良いではありませんか。


その時、やりたい!
と、思ったことを正直にやってみれたわけですから・・・
やらずに後悔するより、きっと

自分で「良い人生を歩めている」と納得することができると思うから。



やってみて、できなかった・・・とあきらめたとしても、
やってみたということが、経験という財産になるのだと思います。



本来女性は、男性のような自己実現を目指さなくても、
結婚、出産、子育てを通じて、成長できるし、
自分を磨いて行けるものなのだと思います。



しかし、今は男性も女性も、学校を卒業して働いて、
仕事の面白さを知り、
仕事を通じて自己実現して行くことの面白さを知るわけです。

それが果たして良いことかどうかは別として・・・
仕事で自己実現させたいと思うことは、ごく自然なことだと思うのです。



なんとなく、大学に行き、みんなが就職するし、
自立しないとならないから、一度は就職してみた。

でも、何か人生に足りないものがある・・・
何か、やり残したことがある・・・



そうだ!チャレンジすることだ!



チャレンジしてみることで、改めて、自分の本当に望んでいることに気づき、
結婚した人、お母さんになった行く人、
家族をもっと大切にしようと思えるようなった人・・・




今まで、そういう人をたくさん見てきました。



スクールで何かを学び、
チャレンジして、満たされていなかった「男性性」が満たされることで


女性に目覚め、女性として生きる覚悟ができてたのかもしれませんね。


つづく


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