人生がときめくカラーサロン

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第4章 パーソナルカラーで自分を受け入れる
⑦パーソナルカラーで自己肯定感を高めるには


パーソナルカラー診断の目的は、他者に良い印象を与えるための
色や配色をアドバイスしてもらうことです。

 


ファッションは、自分が楽しむだけでなく、
人を楽しませたり、もてなしたりするアイテムでもあるからです。

つまり、人に「与える」役割もあるのです。

しかし、心が満たされていないと、人に与えることができないのと同じで
ファッションも、欠乏感があると、自分を満たすための道具としてしか
考えることができないのかもしれません。

私も若いころは、場違いな奇抜なファッションをしてしまい、
周囲からひんしゅくを買ってしまったことがありました。
あのころの私は、欠乏感だらけで、ファッションでそれを満たそうとしていました。

自分が着たいものをきればいい・・・
周囲からどう見られようと、好きなものを着ればいい・・・
ファッションは自己表現だし・・・

などと思い、TPOという言葉に反抗的でした。

「与える」どころか、人から褒められたり、注目されたりして
自分を満たそうとがんばっていました。

しかし、自分を自分で満たし、自己を肯定できるようになると、
ファッションに対しても、人から見て心地良く感じるかどうかも
大切
だと、考えられるようになりました。

自分を受け入れるというのは、良い面も悪い面も含めて、
それが自分であると認めることです。

パーソナルカラーが分かって、似合う色のファッションやメイクで
美しくなると、きっと他者から

「最近、キレイになったね!」
「そのファッション似合うね!素敵だよ!」
「なんだかとっても輝いてるね!」

などと、嬉しい評価をいただけるようになることでしょう。

しかし、だから、自信が持てるようになるのか・・・というと、そうではありません。

もし自信になったとしても、それは一過性のものであり、
メイクを落とし、裸になった自分に対しては一向に自信が無いまま・・・
ということになります。

なぜなら、それは他者評価であり、褒められるのは嬉しいことですが
褒められなければ自信が湧かない・・・
似合う素敵なファッションを着ていないと自信が持てない・・・
という具合に、真の自信とは違うからなのです。

大切なことは、パーソナルカラー診断を受けたことで
今まで気が付かなかった自分の魅力や個性を発見し、
自分をもっと好きになること。

自己肯定感が高まることなのです。

 
  
似合う色を身に着けたから自己肯定感が高まるのではなく
似合う色を見つけて行くプロセスで、自分の良さを認めて行けるから
自己肯定感が高まるのです。


その為には、パーソナルカラーアナリストも、お客様とラポール(信頼関係)を築き、
受容、共感など傾聴力と、伝える言葉の表現力の兼ね備えた
コミュニケーション力が必要になります。

自己肯定感を高めるサポートとして、カラーセラピーだけでなく
パーソナルカラーも有効であるということを知って欲しいなと思います。

つづく

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