人生がときめくカラーサロン

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第4章 パーソナルカラーで自分を受け入れる
⑥似合う色をアドバイスされるのが恐い人もいる


パーソナルカラーコンサルティングの目的は、印象をアップすることです。
印象をアップする色とは、自分が気分よくなる色のことではなく、
第三者があなたを見た時に、好感が持てる色ということになります。

 


それは、健康的に見えたり、センス良く感じられたり
外面的な特徴とマッチして感じられたり、魅力的に感じられたりする色です。

講座やコンサルティングに来られる方は、似合う色を知って
印象をアップしたいと思って来られます。

それでも、診断の結果が、嫌いな色だったりすると、がっかりするものです。
だからと言って、お客様が喜ぶ好きな色を似合う色だと伝えるわけにも行きません。

大切なことは、どのように伝えるかなのです。

似合わない色が好きだという場合、その色をどのようにすると
着こなせるのかを伝えることも大切です。
そして、その色よりもっと似合う色があり、その色に変えることで
どのように見えるのかを説明することです。

似合う色がどんな色なのか?
それはなぜなのか?
どのような色使いをすると、魅力が引き出されるのか?
同じシーズンタイプでも、人それぞれの得意な色使いがあります。

そもそも、お客様には、どんな魅力や個性があるのか?

 


私は、パーソナルカラー難民になり、パーソナルカラーに疑問を持ちました。
その後、パーソナルカラーを学び、研究して行く中で、ようやく

お似合いの色が、何タイプなのかを伝えることが
ゴールなのではない・
・・という結論に達しました。

お客様にとって、パーソナルカラーは似合う色です。
しかし、私たちパーソナルカラーアナリストにとって、
パーソナルカラーとは、お客様、一人一人の魅力と個性を発見するモノサシ。


そのモノサシを使って、どのようにアドバイスをして伝えるのかが
私たち、パーソナルカラーアナリストの永遠の課題なのかもしれません。


私は、カラーセラピーをやっているからか、
私のパーソナルカラーの講座にいらっしゃる方は、

「今までパーソナルカラーに興味はあったけれど、
積極的に講座に行ってみようと思えなかった。
でも、さいこ先生が教えてくれるのなら受けてみたいと思った」

と言って下さることがあります。

これは、そのように言ってもらえたことを自慢して言っているのではありません。
パーソナルカラーは受けてみたいけれど、敷居が高いと感じている人が
たくさんいるということを伝えたいのです。

それは、これまでお伝えして来たように、
コンプレックスと向き合うことが恐いからなのです。

本当はみんな美しくなりたいし、ファッションも楽しみたいし
素敵だね、キレイだね、かわいいねって言われたいのです。
でも、容姿のことで傷ついた経験のある人は、アドバイスされるのが恐いのです。

そういう意味で、心を扱う仕事をしている私のような者や
ブログなどの文章で、どのような伝え方をしている人なのかを見て
パーソナルカラーアナリストを選ばれる方もいらっしゃいます。

そのような方が、パーソナルカラーを学ぼうと思って
サロンに来られるときは、自分を受け入れよう、変わろう
と、決心して来て下さいます。

数回に渡るレッスンの後半には、抵抗が外れて、
似合う色を着るようになります。
そして、周囲からも「素敵だね」って褒められ、それを素直に受け入れることで
オーラが輝き、綺麗になられる方もいらっしゃいます。

そして、最後の日に、コンプレックスだったご自身の
辛かった想いを涙ながらに打ち明けて下さり、
克服できた喜びに、クラスメイトが拍手を送る・・・ということも少なくありません。

パーソナルカラーは、ただ、似合う色のシーズンカラーを
診断するだけではなく、内面のケアにもとても役立つことがあるのです。

つづく

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