こんにちは!

 

起業物語「人生がときめるカラーサロン」

第3章は、TCカラーセラピーが誕生するまでのことと、TCカラーセラピーとは

どのようなことをするのか、体験を交えてお伝えして行きます。


 

第3章 
自分探しはもうやめて!
自分と向き合うカラーセラピー

①選んだ色で心を読むのではなくコミュニケーションする

カラーセラピーとは何かについて、第2章でざっくりお伝えしましたが、
もう少し詳しく、ここでは解説して行きたいと思います。

どのカラーセラピーシステムでも共通のこと

カラーセラピーは現在、たくさんのシステムがあります。
そのシステムによって、やり方や考え方が違いますが、
共通点は、色を選んで、その色から自分と向き合うことです。

もし、カラーセラピストが「ズバリ当てる」ようなことがあったら

それはカラーセラピーではなく色占いです。

第2章で、占いや心理カウンセラーとの違いを述べました。
カラーセラピーは、自分探しをするのではなく、

自分の中に既にあるものに気づくことをします。

自分の中にあるものとは、具体的には、
感情、考え方、状態、状況、経験、生き方、価値観、希望、可能性、方向性などです。
 
システムによって多少違いはありますが、対象者は、
健康な人で、運命論者ではない人です。
運命論とは、世の中の出来事は、すべてあらかじめそうなる ように定められていて、
人間の力ではそれを変更できないとする考え方のことです。

カラーセラピーは、自分の意志で運命は変えられるという考え方を持った
健康な人であれば、どなたでも受けられます。


健康な人という前提があるのは、カラーセラピーは医療行為ではないからです。
心の健康を保つための予防にはなりますが、
心の病を治すためのカウンセリングではありません。

他は、システムによって違う場合があると思いますので、
私が開発したTCカラーセラピーを前提に、もう少し詳しく説明をして行きましょう。
 

タイプ分類で決めつけない

初対面の人に、カラーセラピストですと言うと、

「〇〇色が最近気になるのですが、それはどういう心理なのでしょうか?」
と聞かれることがあります。

しかし、私は霊能者ではありませんので、その人の心理は分かりません。
ただ、そう聞いてくる意図は何かと言うと、自分のことが知りたいのだということです。

そして、その希望に答えるために、私は質問をするのです。
それは、その人が自分で何かに気づくための質問です。

質問をするための情報は、その人が気になっている〇〇色ということだけです。
だから、私はその人が気になっている色の意味をいくつかお伝えして、
それを聞いて何を感じたか?どんな思いが過ったのかと質問します。

もちろん、初対面なので、そこで自分のことを話し始める人は少ないですが
大抵の人は自分が質問した手前、「何か」は答えます。

もし、「あ~心当たりありますね~」などと言ったら、
「どのような心当たりなのかよかったら聞かせて下さい」と伝えます。
するとたいていの人は少し考えたり、
いきなり初対面の人に心を探られることに躊躇します。そこで・・・

「こんな風に会話しながら、
自分のことを話してもらうのがカラーセラピーなのですよ。
今、途中まで出かかった言葉があったと思います。
でも、そういうことって、なかなか普段話す機会がないですよね?
話すと心がスッキリして、思考の整理にもなりますよ。
すると、自分が探し求めていた答えや、本当の自分の想いに気づいて、
人生に変化が訪れる人もいるんですよ」

とお伝えしています。

この会話をしている時、私は目の前の人が、
色の意味から何を感じ、何を思い出したのか、そのことが今どう影響しているのか
あるいは、その人はどのような性格なのかなんて、まったく分かりません。

そう。だからコミュニケーションを図らないと、
選んだ色だけでは、その人の心理なんて分からないのです。
人の心は、そんなに簡単じゃないと思いますし、その人でない限り完全に分かるはずもありません。

 


色の意味をキッカケにして、話を聴くのがカラーセラピストなのです。
決して、赤を選んだからこういうタイプ、
青だからこんな気持ちなどと決めつけたりはしません。
私は、クライアントが話しやすいように、体制を整えるだけです。

もちろん、根掘り葉掘り聞くわけではありません。
話したくないことは、話さなくても良いのです。
心の中だけで、そっと感じていたい時はそれでも良いのです。

話すまでに時間がかかる時は、クライアントのペースを待ちます。
そしてクライアントが話すことに、受容と共感をしながら、
クライアント自身を信じて、寄り添うだけ。

アドバイスはしません。
なぜなら、クライアントに起こる問題や課題は
「学び」であると考えるためです。

時々、カラーセラピストなのに、アドバイスをする人を見かけますが
それは、まだ未熟なカラーセラピストか、クライアントの話しに、
セラピストである自分自身が投影してしまっている状態です。
ちょっと専門的な話になりますがセラピストが自己不一致を起こしている状態で、
それは心のケアを怠っているとそうなります。
 
アドバイスをするという事は、価値観を押し付ける行為です。
クライアントの問題をいつの間にか自分の問題に投影してしまい
クライアントをコントロールしようとしてしまっている状態とも言えます。

そこに、「人の役に立ちたい」「助けたい」「救いたい」という
自分のエゴが入り込んでしまうと、ベテランのセラピストでも
ついアドバイスをしてしまうことがあります。

そういう時、大切なことは、
「今、私はアドバイスを通して、価値観を押し付けてしまった」
ということに気づいて、セッションの流れを立て直して行くことです。

実はこれ、セラピストだけでなく、あなたの家族や友達が悩んでいる時も同じなのです。

悩んでいる時は、必ずしも正論が聞きたい訳ではありません。
「こうした方がいい」というアドバイスを結構、身近な人からされている場合があります。

でも、できないからこそ、悩むし、苦しい。
そういう時に、カラーセラピーを受けに来られるお客様もいらっしゃいます。

だから、私たちカラーセラピストは、決して選んだ色で
人の心を読んでいる訳ではないのです。

 

②カラーセラピーは投影の心理学を応用したものです

カラーセラピーは、自分の意志で運命は変えられるという考え方を持った
健康な人であれば、どなたでも受けられます。

と、お伝えしましたが、それではどのような時に、
カラーセラピーを受けると良いでしょうか?
また、カラーセラピーを受けると何が得られるのでしょうか?
 
第2章でもお伝えしましたが、もう少し具体的にお伝えします。
 

カラーセラピーに期待できる効果

カラーセラピーは時々、「自分探し」と間違えられるのですが、そうではありません。
なぜなら、自分とは、外とのかかわりで初めて見えて来るものだからです。
どんなに考えても、どんなに内側に入っても本当の自分は見つかりません。
自分とは、社会や人と触れ合う中で、感動したり傷ついたり・・・
自分と違った価値観の人と出会ったりしながら、見えてくるものだからです。

ただ、そこで自分が見えて来たとしても、
そんな自分を否定してしまうことがあると思います。

否定するとどうなるでしょう。
人間関係で自分を押し殺し、無理をしてしまうこともあるでしょう。
理想の自分を追いかけて、満たそうとしてしまうでしょう。

そうしているうちに、だんだん自分を見失ってしまうことがあります。

自分を見失ったまま、外に答えを求めて自分探しをしても、
本当の自分を見つけることはできません。


また、組織や自分の居場所であるコミュニティ(場合によっては家族)の中に居ると、
その場所での暗黙のルールのようなものに洗脳されてしまうことがあります。
また、忙しすぎて、自分のことを考えたり感じたりすることさえ、
後回しになってしまうこともあります。

そうすると、本当の自分の気持ちとか意志が分からなくなってしまいます。
そういう時、自分でどんなに「考え」ても、答えが見つからず、
堂々巡りをしてしまい、苦しい日が長々と続いてしまいますよね。

考えるのが苦しい。

そうです・・・「考える」から答えが出ないのです。
  • 自分の人生を生きていない
  • 自分で自分がわからない
  • このまま人生を終わらせたくない
ある日、ふと。
そんな想いが浮かび上がって来たら、信頼できるカラーセラピストの所へ行って
ぜひ、カラーセラピーをお試しください。
また、カラーセラピーを学んでみるのも良いでしょう。

カラーセラピーは、自分のことを分析して「考えて」もらうようなワークではありません。
カラーセラピストは、あなたが、ゆっくりゆっくり自分と向き合うことをサポートします。
 

色は潜在意識にアクセスするのは本人

私たち人間は、2つの意識を持っています。
1つは、「顕在意識」と言って、私たちが普段自分で意識することのできる意識です。
頭を使って考えている状態が「顕在意識の状態です。

それに対して、私たちが普段意識することのできない意識が「潜在意識」です。
「潜在意識」は主に、過去の経験によってプログラムされた意識です。

実は人間の意識は、意識できない意識である
「潜在意識」が大半を占めていると言われています。
だから、自分でどんなに考えても、「潜在意識」に引っ張られてしまうのです。

そこで、私たちカラーセラピストは、クライアントの「潜在意識」の中にある想いに
気づいてもらうように、信頼関係を築き、リラックスしていただきながら
セッションを行て行きます。

 


リラックスすればするほど、「潜在意識」に届きやすくなります。
逆に思考を使って考えることをすると、体は緊張してしまい「潜在意識」に届きません。

ですから、決して、悩みや問題に直接的に向き合って
どうしたら良いか「考えて」もらうということは致しません。

カラーセラピーは、色の意味から自己を投影してもらう・・・というような
一見すると、全く問題解決するのには関係なさそうなアプローチを行って行きます。

自己投影とは、自分が「潜在意識」に隠している側面のことです。
色の意味を聞いたクライアントが、自分を映し出して感じることは、
「潜在意識」に隠れたいた「何か」ということになります。

「潜在意識」に隠れていた「何か」を言葉にしてもらうことで、顕在化されます。

顕在化すると、考えることができます。
今まで、感覚で分かっているつもりになっていた心のモヤモヤが、
言葉にできるようになることで、論理すけられるようになり
問題を解くカギが見つかり、新しい「答え」が閃くことがあります。

だから、極論から言うと、キーワードが書いてあるカードを何十枚か作って
クライアントに目を瞑って数枚引いてもらい、引いたカードに書かれている
キーワードを使って、自己投影していただいても、原理としては同じということになります。

目を瞑って偶然選んだカードで投影するのか、
目で見て自分で選んだ色で投影するのかの違いです。

ただ、一般的にカードをシャッフルしてる行為を見ると、
「占いだ」と構えられてしまい、セッションの本質を理解してもらう前に
毛嫌いされてしまう傾向があります。(占い好きな人は別ですが)

おそらくそれは、
自分の意志で運命は変えられるという考え方を持った人だからかもしれません。

しかし、カラーセラピーの場合は、目で見て自分の意志で色を選ぶので
自分の意志で運命は変えられるという考え方を持った人にも
受け入れていただきやすいのです。

但し、それでもカラーセラピーについて、十分な説明を受ける機会に
恵まれない人は、カラーセラピーを占いだと誤解して
毛嫌いされてしまうことがあるのも事実です。
その中に、もしも自分との向き合いが必要な人がいたとしたら、
それはとても残念なことです。

 

まとめ

 
カラーセラピーは、自分の意志で運命は変えられるという
考え方を持った健康な人を対象にした「投影」心理学を応用したカウンセリングです。

投影法とは、あいまいな刺激素材に対して、被検者に自由 に反応してもらい、
その結果を分析・解釈することでパーソナリティを測定する検査のことですが、
カラーセラピーは、分析や解釈をせず、「反応」した部分との向き合いを行います。

色の意味を断定的に決め付けて伝えたり、セラピストの考えを押し付けたり
勝手に予知や予測をするものではありません。

もしも、そのような形でカラーセラピーをする人がいたとしたら、
まだカラーセラピストとして経験が不足しているか、
少なくともそれは、私がお勧めしているカラーセラピーではありません。

あくまでも、コミュニケーションを図りながら、
クライアントが、自身の潜在意識とアクセスをして、問題を解く鍵や、
気づきを得る為に、サポートするのが、カラーセラピー。
 
  • 自分で自分が解らなくなった時
  • 堂々巡りで自分の気持ちが分からなくなった時
  • 本来の自分を取り戻したい時
  • どこへ向かったらよいのか方向が分からなくなった時
  • 感情に振り回されていると感じる時
  • 言葉にならないモヤモヤしたものが心にある時
このような時に、カラーセラピーを受けることで
自分を立て直し、感情を浄化し、思考の整理をすることができます。
そして、問題を解く鍵が見つかったり、気づきが得られたりします。

人生の節目や、今後の方向性を考えたい時にも役立ちます。
自分と向き合うことは、何もネガティブな状態の時だけではないと思います。

私のクライアントの中には、カラーセラピーを受けるのは楽しいことだ
と、話すリピーターさんも居ます。
理由を伺うと、自分の成長が確認できるからだと言います。
また別なクライアントは、辛かった時、カラーセラピーに助けられたと言います。

カラーセラピーは、ただ単にスッキリして終わりなのではありません。

何度かセッションを続けていると、セラピストが居なくても、
自分で自分を整えるコツがつかめてきます。

カラーセラピーは、心の自己治療力を高めるレッスンのようなものなのです。

つづく