男性の脳と女性の脳は、違いがあると言われています。

女性は多くの民族において、長い間、

子育てをしながら周囲の家族とコミュニケーションを大切にして生きて来たため、

共感する脳の特性があります。
一方男性は、数人で狩猟に出かけ、目配せで合図をして獲物を取るのが仕事でした。

 

故に、女性のビジネスは、女性の得意分野である「共感」を活かした仕事が向いています。カラーの仕事はまさに、共感ビジネスなのです。

 

参考
東京クリニック

男性脳と女性脳の違いⅠ

 

⑤女性のビジネスは「人に喜ばれたい」が基本

カラーという分野が、企業向け、個人向けがあり、
個人へのサービスも、内面と向き合うためのカラーセラピーと
外見の印象アップをするパーソナルカラーがあるということをお伝えして来ました。

そして、カラーを学ぶことで、たくさんの関連分野への興味づけになり
視野が広がるということをお伝えして来ました。
そこから、自分のライフワークを見つけた人を私は今まで数多く見て来ました。

目を開ければそこには、たくさんの色が溢れています。
色と関係のないものを探す方が難しいくらい、色と関連する分野は多様に在ります。

だから、既に何か他のことでビジネスをされている方でも、
プラスアルファの知識として、カラーを学びに来る人もたくさんいます。
そして、カラーの魅力にはまって、カラーを本業へとシフトして行かれる人もいます。
逆にカラーを極めようと思って学び始めたのに、途中から別な方向に目覚めて
ライフワークにされて行く人もいます。

私たちは、自分の進む道を決める時、
自分の経験と頭の中にある狭い世界観だけで決めようとしてしまいます。
だから、実際に体験したり、知識が増えたり、色々な人から刺激をもらうことで
当初の予定とは全然違った方向に行くという嬉しい誤算もあり得るわけです。

そして、自分が進みたい方向に、気づくタイミングも人それぞれです。
学んでみてすぐに、方向を定める人もいれば
学びを極めてから、また別な方向にシフトする人もいます。

どちらにしても、人生にときめいた時、人は誰に言われなくても行動し、
誰に言われなくても成長し、誰に言われなくても輝くものです。


私は、誰かの人生をときめかせたくて、カラーの仕事をしているのだと思います。

また、カラーと出会って、人生がときめいた人の中には、
「今度は、私が誰かの人生をときめかせたい!」
と、思って、カラーサロンを始める人もたくさんいます。

 


そして、そういう志を持って始める人は、長続きします。
時間がかかってでも、コツコツと自分の夢を叶えて行く人が多いなと感じます。

誤解を恐れずに言うと、女性は、ビジネスや経営にあまり興味が無く
そういうことを考えずに、ただ、誰かに喜ばれたいだけで、
サロンを開く人が多いと感じます。
それでいて、不思議と上手く行く人がいるのも事実です。
上手く行くというのは、その人的にハッピーであるということです。

逆に、競争や利益追求の男性的なビジネス思考になることで、
そこにエネルギーが奪われてしまい、仕事がつまらなくなり、
かえって、上手く行かなくなる人もるくらいです。

女性が求めているものはお金だけではないのです。
もちろん、そこにお金がついて来たらもっとハッピーなのでしょうが。
家庭と仕事や自分のやりたいことのバランスを取ることが課題だという人が多く
自分にとって一番幸せだと感じられるバランスがどこなのか模索しながら
仕事をしている人が多いのではないでしょうか。

きっと、世の中の男性から見ると、
「何て甘いんだ!」と叱られるかもしれませんね。

でも、女性はいくつになっても、心ときめいていたいのです。
例えお金にならなくても、好きなこと、
自分が幸せと思えることを大切にしたい。そして・・・

人に喜ばれたい のです。
そして、そんな豊な人に、人は自然と集まるものです。
人生がときめいて、人に喜ばれながら、無邪気に大好きなことをして
それで、お金までついて来たら、超ハッピーなのです。

その気持ちを理解してくれるパートナーとの関係が築けたら幸せですよね。

私の周りに居る長年カラーサロンを経営しているオーナーさんたちは、
心豊かで幸せに上手く行っている人がたくさんいます。
おそらく、それは、カラーを仕事にする前からなのだと思います。
そして、私と同じように、誰かの人生をときめかせたくて、カラーを仕事にして
今もなお、カラーサロンをご経営されているのだと思います。

もしも、お金儲けだけを考えたいのでしたら、カラーはやらない方が良いかもしれません。
もっと、効率よくお金儲けができるビジネスはたくさんあると思います。

また、「私は心が豊かじゃないから、カラーを仕事にできないのか」などと
もしも思われる方がいらっしゃったなら、どうぞご安心下さい。

まずはご自分が満たされることを優先して差し上げれば良いだけです。

私もそうですし、私の周りにいる長年カラーサロンをされているオーナーさんたちも
かつては、満たされない思いでいた経験がきっとあるはずです。
そんな時に、カラーと出会っているという人も多いと思います。

第1章でも書きましたが、私もかつては、承認欲求を求めていた時代がありました。
誰かの役に立っているという実感が欲しかったのです。

他者に承認を求めるのではなく「自分で自分を認めなさい」
などと良く聞くと思います。
もちろん、自分で認めていれば他者から評価される必要はなくなります。
しかし、その前に、他者から認められて嬉しいという経験も必要だと私は思います。

他者から認められ、喜ばれ、それを受け取ることで、初めて人は、
自分で自分を認められるようになるのではないでしょうか。
そして、その先に、誰かに認められなくても自分が認めていればOKと思える。
そんな日がやって来るのではないかと思います。
もちろん、他者から認められることや喜ばれることに依存してはいけませんが、
自分で自分を認めるためのキッカケとして、
人は誰かに喜んでもらうという体験が必要なのだと思います。

何か人に喜ばれることがしたいけれど、それが何だか分からない
カラーが好きだけど、カラーで何をしたいのか分からない
そういう人は、日常にも必ず役立つ「カラー」をぜひ学んでみることをお勧めします。

カラーから学び始めることで、行きたい方向がみつかるかもしれません。

ファッションやビューティなのか、
スピリチュアルなのか、癒しなのか、
心理学なのか、占いなのか・・・
カラーを学びながら、自分の興味がどこにあるのかを
探究してみるのも楽しいものですよ。
 

⑥女性は「大好き」で選び、「大好き」で行動する

私が、カラーを仕事にしようと思った動機について、
当時はまだカラーで仕事をしている人が少なかったので、
私がカラーで仕事を作れる人になろうと思ったということを
第1章でお伝えしました。
 
色々と模索して行く中で、私はカラーサロンを始めます。
サロンで提供するメニューは、個人セッションとセミナー。
やり始めてみると、世の中には、「カラーが大好き」という人が、
意外と多く、だからカラーに興味を持ちましたという声をたくさんいただきました。
特に女性は、「大好き」で選び、「大好き」で行動する人が多いのです。

個人セションやセミナーを通じて、
時には、やりたいことを見つけるキッカケになり、
時には、カラーセラピーで自分の本当の気持ちに気づくキッカケになり
時には、パーソナルカラーで自分をもっと好きになるキッカケになり、
それが、私の生きがいと喜びになって行きました。

そして、カラーと出会うことで、人生にときめきを感じる人が、やがて
「私もカラーサロンをやってみたい」という要望をいただくようになり、
1年間のカラー総合コースを開講することになりました。

講座開講に向けて、説明会を開催していましたが、それに参加される方の多くは、
「広告を見てピンと来ました」
「色が昔から好きだったので」
「何となく面白そうだから」
という理由で、来られる方がとても多かったです。

そして、実際に説明を聞いて講座に申し込む理由も、
「やっぱり、直感通り。私に必要なものだったから」
「話を聞いたら益々わくわくしたから」
という人が多いのです。

それは、男性からすると、とても不思議なことかもしれませんね。
でも多くの女性は、「好き」で選び、「好き」で動く人が多いのです。

だから、広告やインターネットに載せる写真なんかも、
自分で見て、「ときめく」写真を載せると上手く行くことが多いです。

自分が、ときめきを感じた写真とか文章に、同じように共感してくれた
お客様が、私のサロンを選んでくれるのだと思います。

だから、人間も同じ。
サロンのメニューやセミナーの内容だけではなく、
講師を選ぶときも、「この人好き」で選ぶ傾向にあります。

それは、説明が上手だから好きなのかもしれないし、
知識が豊富で尊敬できるから好きなのかもしれないし、
人に緊張感を与えず、優しく接してくれるから好きなのかもしれないし、
真面目で誠実だから好きなのかもしれません。

何が好きか、どこが好きかは人それぞれの好みです。

私も駆け出しのころは、今より、セッションも講座を教えることも下手でした。
今の私が当時の私を見ると、よくぞ、私を選んでくれたと驚きます。
それでも、私を選び、カラーサロンのオーナーとしての私を好きになって
何年も通って下さった人たちに支えられて今の私があるのです。

当時の受講生に、なぜ私を選んだのかを聞いたことがありました。
すると…
「もう夢が叶った人より、先生がこれから、自分の夢を叶えて行くことろが見たいから」
そんなふうに言って下さいました。

背伸びして選ばれようとするのではなく、
自分らしく、輝いて、今の自分に出せる最大の力で、
真心を込めて提供することで、それに共感してくれる人たちが集まるのです。

 (2006年9月の写真・・・若~~~い!!)


もしも、その数が少ないのなら、
自分に出せる力を少しずつ大きくして行けば良いのです。
自分の成長に合わせるかのように、人も人数も変わって行きます。
成長するために、無理して、したくないことを努力するということではなく、
あなたが、心からそうしたいと思うことを大切にすれば良いのです。

例えば、私は、受講生を楽しませるために、しゃべりを上手になりたいと
心から思うことがあるので、無意識のうちに、テレビの芸人さんの
トークを観察して、自分のしゃべりに取り入れていることがあります。
でも、テレビを無理して努力してみているわけではありません。
そういう時の私は、テレビを見て、心ときめきながら、今度のセミナーで
こんな風にしゃべってみよう!と、わくわくしています。

もっと、知識を豊富にしたいと、心から願えば、
時間がある時に、書店に行こうという発想が生まれて、
わくわくしながら、本を立ち読みしていることもあります。

教えるという仕事を始めてから、
人前で話すためのスキルを高めたくなったり、
話に深みをつけるために本が読みたくなったり、
向上心が増して、人生がどんどん豊かになりました。

人に教えることは、自分にとっての一番の学びになるのかもしれませんね。
それが、好きなことなら、こんなに楽しい仕事はないと私は思います。

つづく