「何も言えねぇ」 衆院議員の日給115万円 | 日本の片隅で「バカ!」と叫ぶ

「何も言えねぇ」 衆院議員の日給115万円

衆院議員の日給115万円? たった2日で満額支給

8月30日の総選挙 で当選した衆院議員の8月分の歳費が16日、480人の全議員に支給される。同月の在任期間は投開票のあった30日と31日のわずか2日間だが、歳費と文書通信費の計230万1千円が満額支払われる予定だ。日給換算で約115万円、全議員で約11億円という巨額な支出で、「社会常識を逸脱している」「無駄遣いだ」と批判も出ている。

衆院事務局によると、16日に支給されるのは、8月と9月分の歳費と文書通信費の一部。議員の任期は投開票日にスタートするため、8月30日からが歳費支給の対象となる。歳費の額は「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律 」で1人当たり月130万1千円と規定されている。8月の在任期間はわずか2日だが、同法には「日割り計算」などの制度はなく、満額が支給されることになった。また、電話代や交通費など政治活動に使う目的で支給されるが、使途報告義務がなく「事実上の歳費」とも呼ばれる月100万円の文書通信費(正式名称・文書通信交通滞在費)についても全額支給される。

こうした解散総選挙による“歪(ひず)み”は以前から指摘されている。平成12年6月の総選挙 では同月2日に解散したため、わずか2日間の在任期間を理由に499人に1カ月分が満額支給され、問題になった。歳費の返納は「公職選挙法 が禁じる寄付行為 にあたる」との理由で認められていない。このため、過去には一部の議員が公選法に抵触しない「選挙区外」の慈善団体 に寄付したケースがある。

民主党新人の横粂(よこくめ)勝仁議員(28)は、「一般的に考えておかしなことだと思う。今回は受け取るが、選挙でかなりのお金を使ったので、恐らくそこに充てることになるのでは」と戸惑い気味に話す。近畿地方の民主党の中堅議員も「(8月)30、31日はあいさつ回りで忙しく、国会議員としての仕事はしていない。2日間で1カ月分というのは社会常識を逸脱しており、報酬規定の見直しが必要だろう」と訴えた。

“政治とカネ”の問題に詳しい日本大学の岩井奉信 教授(政治学)は「無駄遣いとしかいいようがない。日割りや返納などの制度を導入すれば済むのに、議員自らのことなので改正に意欲的でなかったのだろう。民主党は無駄遣いの撤廃を打ち出しているが、身近な点から改革しないと、国民の理解は得られないのではないか」と話している。

情報提供 産経新聞(yahoo) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090912-00000574-san-pol



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さて、未だ自民党惨敗に諦めがつかない産経新聞 は、グループの総力を挙げて民主叩きに奔走している。選挙中に行われた麻生太郎 氏親族運営のニコニコ動画 による世論調査が〝ヤラセ 〟と露呈しても未だ懲りず、≪「鳩山政権は?」意外な結果 ニコ動+フジが調査≫ などという暇なことをやっている。田中美絵子 氏に対する異常なバッシングは談合マスコミの共通事項だが、民放の麗しき女子アナ が恥じらいもなく「田中美絵子氏が濡場を演じていたことがわかりました!」と原稿を読む様は淫語AVも真っ青。日本のマスコミの『程度』はこんな所にも表れている。誰に迷惑をかけたわけでもない、しかも以前の話なのに、何故に彼女がここまでピンポイント攻撃を受けねばならないのか。これは選挙期間中に自民党が公安 に命じた民主党幹部クラスのスキャンダル探しが不発に終わったからであり、それを引き継いだ談合マスコミがその劣化ぶりを自慢してるに過ぎない。田中美絵子 氏は堂々と議員活動に励めば良い。


そんなアンチ民主である産経の記事だが、久々にまともな記事を書いている。たった2日、しかもそれが30日と31日って、事実上は何ひとつ議員としての仕事なんてしてないじゃないか。嫌味を言われながら朝から晩まで必死で働いても生活保護 費より安い給料しか得られない国民が増えている中、日給115万円は勿論、この期間についての歳費なんぞ1円たりとも庶民の理解を得られる道理はない。どうしても給料を払いたいのなら政党交付金 から各党が払うべきで、これだって元はといえば国民から掠め取った税金だ。こういうおかしなことはもっと大きく報じられるべきであり、そういうことに対しての談合(共闘)はあっても良いと思うのだが(笑) まあ、最近の産経新聞 にしては珍しくアクティブな問題定義の記事だった。


しかし、選挙区で小泉ジュニアに敗れはしたが、比例で復活当選 した民主党新人の横粂議員の話をさりげなく記事に盛り込む辺りの姑息さは流石だ。『自民党の太鼓持ち 』と呼ばれた日大岩井教授も「・・・民主党は無駄遣いの撤廃を打ち出しているが、身近な点から改革しないと、国民の理解は得られないのではないか」と〝責任のすり替え〟で記事の最後を締め、ワイドショー や著名なだけのブログに洗脳されやすい方がこれを読んだら民主党ネガティブキャンペーン仲間由紀恵 ・・・いや、仲間入りだ。いずれにしても、何もしてないのに日給115万円とは有権者を愚弄したふざけた話で、「こんなに儲かるんです、1度やったらやめられません!」とばかりに、政治屋 が平気で土下座するのも当然か。最後までお読み頂きありがとうございます。

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