喰い物にされる福祉行政と食い殺される弱者・・・あなたのことですよ | 日本の片隅で「バカ!」と叫ぶ

喰い物にされる福祉行政と食い殺される弱者・・・あなたのことですよ

奈良県の「ドクターバンク」、いまだ登録医ゼロ 産科・小児科 不足解消遠く



これで二度目じゃないか、奈良での病院たらい回しは・・・・・。
前の事件から1年もの時間があったのに、
これでは何の対策も立てて来なかったのも同然ではないか。
「女性は子供を産む機械」と前の厚生労働大臣が女性を侮辱して間もなく
少子高齢化を口実に国民に痛みを押し付ける政策を強行採決した安倍自民党だが、
1年前の教訓から何も得ようとしない少子化担当大臣とは何のための役職なのか?
その一方で『福祉行政また癒着、異動時に現金も…厚労省前九州局長』 のニュースだ。
興味と時間があったらいくつかの関連記事を調べるといい。
こんなことは氷山の一角で、
「改革」という狂言の裏では政治家と官僚がグルとなって福祉を喰い物にしている様子が見えて来るだろう。
“口からでまかせ” “嘘ばっかし”の政府自民党。
「美しい国づくり」だの「改革断行」だのとカッコばっかりで中身なんて何にも無い。
これだから私は“オレオレ詐欺内閣”だと言うのだ。




経済格差や地域格差等の格差問題が叫ばれて久しいが、
あらゆる面で格差が我々の日常の直ぐ隣に潜む社会になってしまたようだ。
地方(ばかりとは限らないが)の病院は経営難で他の病院との統廃合に追い込まれるか、
膨大な借金をして中世ヨーロッパの城と見間違うかのような殿堂を造る。
その結果、高齢者(特に年金生活者)にとって治療費はいうに及ばず、
病院までの手段と足代にも困窮し本来なら直る病気も手遅れになる。
仮に治療を受けられたとしてもわずかばかりの年金で治療費を賄うことは出来ず、

行政からは「貧乏人は早く死ね!」と言わんばかりの追い討ちをかけるように、

保険料滞納を理由に保険証をも没収される。
医者は医者で診療報酬の不正請求が止まらないこの現状。
こんな社会にしたことを「改革」というのか政府自民党!




先に書いた“中世ヨーロッパの城と見間違うかのような殿堂”とは、
かつて私の母が入院していた病院の現在の姿だ。
「今度もし母が入院を必要とする事態になったら・・・」と思うと心不全を起こしそうだ。
何故って?
半ば強制的な保険適用外診療を勧められたり病室の9割が個室という環境に、
私が首を吊ったくらいじゃその費用を賄いきれないからだ。
仮に母がこれから入院する事態となれば、恐らく回復しての退院は無理だろう。
その間の費用に私の生命保険を充てたとしても先は見えている。
母がお世話になっているケアマネージャーも嘆いていたが、
安倍政権になってからの介護制度切捨てによる認定の見直しはかなり深刻だ。
見直しといえば聞こえは良いが、“先に数字ありき”の人を見ない冷酷な手法は、
生活保護辞退を強制され餓死した北九州市の事件を思い出させる。
あの忌まわしい“政府主導による行政の弱者殺戮”が全国規模で日常化する恐怖を感じる。

生活保護受給者だけでなく福祉全体においてという意味でだ。

小泉劇場というワイドショー政治に扇動され、

自民党の強行採決を許したツケがボディーブローとなって襲い掛かってくるのはこれからなのだ。



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