プロマジシャンの構成要素2 「マジック」 | マジックで世界を変える男のブログ。

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さて、今回はプロマジシャンになるために必要な構成要素その2である「マジック」についてです。

ここでいうマジックとは、
プロマジシャンが演じるマジックやオリジナリティ、レパートリー、ルーティン構成、
そしてそれを支える原理や技術や演技力などです。

この部分がある意味やってて一番楽しく、また伸ばしやすい構成要素です。

しかし、アマチュアマジシャンとプロマジシャンの境目のようなとき、
僕は大きな壁にぶつかりました。

そう、恐ろしいことに気が付いたのです。

それは、

マジックがどれだけ上手くてもプロマジシャンにはなれない。


ということでした。

これに気付いたときはショックでした。

今考えると当たり前のことですが、
当時はマジックが上手くなればプロマジシャンになれると思ってましたからびっくりです。

当時はマジックでお金をいただき始めたころで、
普通のバイトよりも割がいいと思ってたくらいで、マジック以外のことを何も考えずにマジックをやっていました。

当時は自分でいうのもなんですが、自分なりに新しいことを考え、常に最新のマジックを求め、
本当に一生懸命マジックに取り組んでいたと思います。

ですが、ある一言で考え方がガラッと変わりました。

それは、

「お前のマジックは詰まらん。」


という酔っぱらいの一言でした。

これはショックでした。
その時は平静を装うのに必至でしたが、たぶん隠せていなかったでしょう笑

だってそうじゃないですか?
一生懸命マジックに取り組んでいる少年が、その一生懸命のものに対して、
「お前のマジックは詰まらん。」
と言われるんです。

この日から僕は考えるようになりました。

マジックって何なのか、と。
つまらないマジックに存在意義なんてあるのか。

マジックは誰かに見せるから成立するはず、見せる価値のないマジックは成立するのか。

マジックはお客さんがいなくて成立するのか。

うーん、哲学的だ笑

その日から、マジックを”楽しく”見てもらうための研究を始めました。

そして、いろいろあって今の僕があるわけですね。(長くなるので端折っちゃいました笑)


それからプロマジシャンになるためには、
ビジネススキルの必要性を感じて、その勉強も始まるのですがそれはまた次の機会に。

ちなみに僕は構成要素としてのマジックについてはあまり触れません。
なぜならいろんな人がこの部分は書いているから。

もちろん僕なりのマジックに対する考え方やプロマジシャンがやるべきマジック、
なんていうのもありますが、それはもっと深夜にお酒でも飲みながら激論を戦わせてやりましょう笑