息子の様子ですが、


無事、熱も下がり、検査の結果も今のところ問題ないとのことで、


順調にいけば、まもなく退院できそうです。


よかった、、、


実は、息子が入院したことをブログに書くかどうか悩んでたのだけど、


書くことにしたのは、理由がありまして。


今回、息子が祝日に発熱したために、東京消防庁の救急ダイヤルにまず電話し、


そこからいくつかの救急病院を教えてもらったのです。


結果、そこで教えてもらった病院は『全滅』でした。


というのは、


『生後1ヶ月で熱が38.4度。先週、上の子がヘルパンギーナ』



と救急担当者に説明すると、


『それはおそらく入院になる。しかし、うちの病院は小児科のベッドがあいていないので受け入れられない、診察はできても、その後転院になるので、他をあたってほしい』



と。


3病院とも同じ回答でした。


そんな中、腕の中で息子はぐったりしてるし、


もう一度消防庁に電話をして、別の病院を教えてもらい、


そのうち一つが、


『うーん、、、ベッドはないのだけど、なんとか二日だけなら、どうにかなりそう』



と言ってくれて、今の病院になりました。


この電話のやりとり、待たされた時間も含めて30分以上かかってます。


病院が決まるまでの時間です。まだ病院の玄関にすら着いてない。


しかも、受け入れられないって、、、


これね、もっともっと緊急性の高い状態だった場合、致命的な状況になりうると思うのです。


しかし、このことを、今回お世話になっている病院や、主治医のKドクターに話したところ、


どうしようもない状況にあるのだと。


今の日本の医療がかかえている問題にも話が及んで、ここでは割愛するけれども、


要は、


人(医師、看護師などの医療担当者、とくに小児科と産科)がいない、


ベッドがない、


そしてお金がない


ということらしい。


これは小児科に限ったことではなくて、


Kドクターの息子さんがこの春、大学病院の産科ドクターとしてデビューしたのだけど、


当直で36時間勤務、その中で、帝王切開のオペが二回、普通分娩を一回。


これ、医局に入って1週間目の勤務だそう。


同期の中には、鬱症状を訴えているドクターが二人いると。


こんな勤務になってしまうのも、


理由は、人がいないから。


こんな勤務環境の中で医療事故がおこってからでは遅いですよね。


少子化対策で、子供を増やしていくことに政策はシフトしているけれど、


小児医療側の受け入れ体制が盤石で無いと言わざるを得ません。


赤ちゃんや子供って、たくさん熱をだすし、病気にもたくさんかかります。


だってとってもまだまだ弱い、守ってあげなければいけない存在だから。


小さな命を守るためにも、安心して子育てするためにも、


なんとかならないものか。


私は医療に関して素人だけど、何か出来ることはないのかなと、


色々と考えさせられる入院になりました。


みなさんはどんな風に考えますか?


今後、オンナの元気塾の中でも、このことについてみんなと話してみたいなと思っています。


また意見を聞かせてね。