こんばんは!ヒーリングオフィスのなかむらです
今日はお盆とういうこともあって、駅前も静かな感じです。
今日は『うつ』に関して書きたいと思います。
『ああ~全然やる気が出ない』 『今日はなんか気分が晴れない』『すぐ疲れる』というような感覚は皆様のなかでも日常的に、思ったり、感じたりすることがあると思います。
でもたいていの場合、そういった感覚は長くても1週間も続かないと思います。
しかしうつの場合は『食欲がない、眠れない、疲れやすい』などの体の症状や、『悲しい気分、イライラ、罪悪感』などの感情が数週間~数か月、長くなると何年もそういった症状を抱えたまま生活することになります。
こういった場合、多くの方が精神科、心療内科、メンタルクリニックを受診され、カウンセリングや抗うつ薬などのお薬をもらい治療していくのが現在多くの病院でなされてる治療法だと思います。
新型うつ、子供のうつなどの症状も増加していると言われています。イギリスの精神科医クリス・トマスによれば4000年も前からうつ症状と思われる自殺遺書が残されているぐらい古い歴史があります。
自殺に関しては日本の年間3万人以上にのぼり、日本の内閣府も自殺対策としてゲートキーパー (悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のことです)を増やして対策をしようとしています。
現代の価値観、生活スタイルは、人間の心にとって窮屈で苦しくなることが多くて、心の病気になりやすいうことです。
そんななかでも、なるべく明るく、楽しくい過ごしたいと皆様も考えておられると思います。それにはまず自分がどのような心の働きをしているのか知ることが大事です。それを知る道具として『気分ノート』を紹介します
まず心の病度をチェックします。
チェックリスト
この2週間の間に
悲しい気分になったりイライラしたりしたことがある
好きなことが面白くなくなるなど、物事を楽しめなくなったことがある
1,2の両方かどちらかひとつが『はい』の人は以下の7項目をチェック
いつのまにか体重が増えていたり、逆に減っていたりした。
夜寝れない、真夜中に目が覚める、寝すぎてしまうなど、睡眠に問題があった
動作がいつもより鈍くなった、イライラして落ち着きがなくなったりした
いつも疲れたと感じていた
いつも『自分が悪い』と罪悪感を感じていた
集中することができなかったり、何かを決めることができなかったりした。
死んでしまいたいと思ったことがあった。
以上の9項目のうち、5個以上の項目で『はい』で、その状態が毎日のように2週間以上続くという場合は、うつ病の可能性があります
気分ノートをつけてみよう。
気分ノートとは(しんどく感じる出来事を、バランスの取れた考え方で、もう一度考えてみる。ネガテブにとらえすぎていないか考える)
記入例
体験者 女性 中学生
日付け
11月7日
状況(ネガティブになった出来事を記入)
○リオとカオが楽しそうに話しているのを見た
気分(その時の気分とそのレベル・・・100%がマックス)
①不安→90%
②さびしさ→80%
③うらやましい→80%
④くやしい→70%
⑤怒り→70%
マイナス思考(その出来事でマイナスの想いがでた考えを記入)
①私は見捨てられてしまうのではないか
②リオとまた仲良くなりたい
③カオリをリオにとられてしまった
④なぜ私だけひとりぼっち・・・
適応的思考(バランスの取れた考え方。同じ悩みを他人から相談うけたらどう答えるか。あなたの尊敬する人物ならこの問題をどうアドバイスしてくれるかなど、自分の問題を第三者の目線でかんがえる)
①誰も見捨てたりしてない
②二人で楽しそうにしていただけ
②きづかってくれる友達もいる
③私はリオをしばってたのかな
④合唱部の友達もたくさんいる
心の変化は?(あらためて今の気分は?)
①不安→50%(40%減)
②さびしさ→40%(40%減)
③うらやましい→40%(40%減)
④くやしい→30%(40%減)
⑤怒り→30%(40%減)
以上です。
注)しんどくなるなら辞めてください。
自分の考え方の癖を知って、バランスよく考え直してみることが、ポジテブに生きる第一歩になると感じます。
千葉大学が監修した『ここれん 』という同じ種類の心の練習法がありますので、一度やってみてください
心の問題でお悩みの方、まずは信頼できる方を探し、勇気をもって相談してください。一人で問題を抱え込まないでください。あなたをサポートしてくださる方は必ずいます
最後までお読みくださってありがとうございます。