この2週間、例年よりかなり暖かかったパリですが・・・今日からは一気に気温が下がってくるようです。

木々の下にはオレンジ色の枯葉が広がっていて・・・所々その枯葉がこんもりとかき集められていてるのを見ると、「あ~~またこの中に次女が飛び込みそうだなあ~~」と思うのです。

週末に・・空き巣に入られました。

パリは空き巣の被害がかなり増えていると聞いていたので、とても気を付けていたのですが・・・

幸い被害はありませんでした。長女がまだ怖がっているのと、気持ちが良くないだけです・・・。子供たち顔や我が家のスケジュールが全て知られているから。

空き巣というと、鍵が壊されていたり、部屋の中が荒らされていたり、とにかく現金やカード、ジュエリーなど換金できそうなものはすべて持っていくというケースが多いのですが、我が家は、鍵も壊されていなくて、家も荒らされていなくて・・・

警察の方が言うには、時間をかけて準備をしたうえでの犯行だと。

家に入った時には、すでに標的がどこにあるのかわかっていて、寄り道することなくそこに向かったのでしょう。

私たちのお気に入りのシーツに乗せて、玄関まで引きずっていき、エレベーターに乗せて下までおろしたはいいが・・あまりの重さに、日中の明るさの中&人通りのある時間帯に“これ”を持っていくのは無理と判断したようでホールに放置されたままになっていました。

この日は、我が家の上の階でお誕生日パーティーが開かれていました。

上の階の子供たちは長女、長男のクラスメート。1年前に引っ越しをしてきてから・・家族ぐるみのお付き合いをしています。

長女はそのパーティーへ!!

パーティースタートの14時すぎには、招待された子供たちが親に連れられてやってきていて、人の出入りが多かったわけです。

さらに我が家の下の階は、半年以上に及ぶ工事が終わり新しいファミリーが入居。数日前に引っ越し屋さんが来ていました。

いまだに大きな荷物が届いたり、工事の人が来ていたり、やはり人の出入りが多い。

そんな中、我が家から人が完全にいなくなり、管理人さんも用事で出かけ、パーティーがにぎやかにスタートしたころに・・彼らはするっと我が家に入ってきたようです。アパルトマン全戸のスケジュールをまるで知ってるかのよう・・・

実は・・・空き巣に入られる3日前に、管理人さんに家の鍵を換えてもらいたい旨を伝えていました。

遡ること・・8月末に「あれ?なんだか鍵が甘くなったなあ~~」と感じていたのです。

我が家のドアはバタンと閉めると、外からは開けられません。だから鍵を忘れて閉めてしまうと大変なことになってしまいます。

とはいえ、外出の時にはそのあとにちゃんと鍵をかけます。

そのドアが・・・ちゃんと閉めても、何かの拍子にす~~~っとあいてしまうのです。彼が出かけたあと、掃除や仕事をしていて、気づいたら・・・扉が開けっ放しになっていたことが何度かあったのです。

ちゃんと閉めていたのに。

でも古い建物ですし、鍵も当然古くなっているので仕方がないなあ、気を付けよう!!と思っていました。

それが・・・だんだん、ちょっとずつ調子が悪くなっていることを感じ、とうとう先週、クレタ島から戻ってきた後には、外から鍵がかけられなくなってしまっていたのです。家の中からはすごくかけにくいけど、何とかかけられる状態でしたが。

「大至急、鍵を換えていただきたいのです!!」と話しをし、管理人さんが管理会社とやり取りをしている最中に・・・空き巣に入られました。

本当かどうかは分かりませんが、ポリス曰く、何回かにわたって鍵をいじったのだろうと。

我が家には金の延べ板も分厚い札束も、まばゆいダイヤも、誰かの秘密を握っている書類も写真もありません!!

息子を誕生日パーティーに連れてきたパパが、アパルトマンの入り口で身なりのいい、体格のかなりいいロシア語を話す男性二人を見かけています。

感じがよく、アパルトマンの入口の重い扉を開けてくれたそうです。

お隣のアパルトマンの管理人さんは、体格のいい男性二人に道を尋ねられたそうです・・・

彼らが持ち出そうとしたものは、目につくところにあるものではないので・・・家の中をよく知っている人でなければわからないとポリスに言われました。

さすがに今回は“12年目のパリ暮らし”で書いたような盗みの体験とはちょっと違う・・・

以前、ブログでご報告をした携帯電話の盗難ともちょっと違う・・・

彼は相変わらず出張中で・・・再度、警察に被害届を出しに行ったら、今日はもう人手がないから明日また来てください!!と言われ・・

ぶち切れ寸前です!!(笑)

まさに「なんで~~~~?!」です。

さて、こんな時にお知らせというのもなんですが・・気分を変える意味でも・・・

11月5日 14時から十字屋ホールで午後のサロンに出演をします。また弾丸トークになってしまいそう・・・日本語を話す機会が少ないので、話し出すと止まらなくなるのです。

詳細はこちらをご覧くださいませ!!

まだ頭と体が緊張状態にありますが・・・パリに住み始めてから逞しくなっていることを実感します!!