棕櫚箒 | カツのひとりごと

棕櫚箒

 

 

 

棕櫚という言葉を聞くと、

 

子供のころ住んでいた家の庭の大きな棕櫚の木を思い出します。

 

この木の周りで陣取り合戦やろくむしやだるまさん転んだなど、

 

兄弟やいとこたち皆で遊んだ光景が一瞬でよみがえりました。

 

体を使って遊ぶ昭和の遊びです。

 

 

前からほしかった棕櫚のほうき。

 

アイスクリームを買いに言ったデパートの

 

展示販売のところで足が止まりました。

 

辺りに棕櫚独特の匂いが漂う中、説明を…

 

棕櫚の葉約30枚を使いその中からいいものを束ねているそうです。

 

「ほんとは一本5万円で売りたいくらいですが」と言う店主

 

手に取り、ためし掃きの感触のよい事。

 

掃除機が買えてしまう値段ですが、

 

棕櫚の木から剥がして、乾燥して、寝かして

 

手間暇かけて作る一本です。

 

工程を考えると価格も安いのかなーと思いました。

 

耐用年数20年だそうです。

 

(買え)のサインを家人が送ってきます。

 

お手入れ方法を聞いて、試しに一本、毎年この時期にメンテに来てくれるそうです。