気持ち。
そう、気持ちです。
気持ちに勝る言葉はありません。
ぼくがラブレターを代筆するとき心がけていることがあります。
「想いを押し付けないこと」
人は感情の生き物です。
感情の高ぶりは魔物です。
高ぶりが相手を思いやるのではなく、
自己満足の内側へ向かったとき、
文章を威圧的な姿に変えてしまうことがあります。
すきだ、スキだ、好きだー!
すきなんだよ、なんでわからないの?
想いの押し付けは、
相手を傷つけてしまうこともあります。
相手の人を好きですか?
どこが好きですか?
なにをすることが好きな人ですか?
なにを大切にする人ですか?
なにに怒りを感じる人ですか?
好きになるとは、相手を想う気持ちがあるということです。
想うには、まず相手を知ることです。
知らなくても知る努力をすることです。
ただ好きだから、
一緒にいたい、付き合いたい、SEXがしたい、結婚したい。
これは、あなたの欲望や願望の押し付けです。
相手を想う気持ちではありません。
あなたが言った一言や、動作に対して
相手はどう思うか、何を感じているか
それを分かろうとする気持ちです。
ラブレターに込めるのは、あなたの欲望や願望ではなく
相手をいたわる思い遣りです。
ラブレターは恋愛を成就させるためのものです。
だからと言って、好きな人や恋人にのみ書くものではありません。
家族に書いてみる、なんて、素敵じゃないですか?
恥ずかしくて、普段言えない一言を手紙に記す。
これは家族へのラブレターです。
そこに家族をいたわる思い遣りがあるからです。
家族に恋してください。
家族とのすてきな恋愛を成就させてください。
もし、こんな悩みを抱えている人がいるとしたら、
ラブレターはお勧めです。
・妻と上手くいかない
・夫が話を聞いてくれない
・子供と何を話したらいいかわからない
・親に言いたいことがあるけど
家族へのラブレターで、あなたの悩みを解決できるはずです。
手紙は目の前に相手がいないからこそ、冷静に想いを書き綴れるのです。
手紙は、人間にだけ使うことを許された想いのパズルです。
バラバラの言葉たちを拾い上げ、手紙に埋め込んでいきます
想いのパズルに正解はありません。
だけど出来上がったパズルはあなたの想いを映し出したものです。
「ちょっと、ラブレター書いてみようかな」
そんな風に思ってもらえたとしたら代筆屋冥利に尽きます。
寒い冬だからこそ、冷えた心の芯をやさしく包み込む
ホッとする温かいラブレターを。