【雑記】「グレーゾーン」に耐えるということ | THE ONE NIGHT STAND~NEVER END TOUR~

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「40歳からの〇〇学 ~いつまでアラフォーと言えるのか?な日々~」から改題。
書評ブログを装いながら、日々のよしなごとを、一話完結で積み重ねていくことを目指しています。

先日、久しぶりに「陽転わくわく読書会」を開催してきました。
そのことについてはまたあらためて書こうと思いましうが、
懇親会で話題になったことをfacebookに書いたら、
思ったより反応があったので、備忘録として(加筆して)ブログに書いておきます。
 
今回の課題本は
『息を吸って吐くように目標達成できる本』
そのプロローグにはこう書かれています。

「達成がたくさんあるけど、挑戦も失敗もある人生」と「達成はほとんどないけど、リスクも失敗もない人生」とどちらかの人生を生きるか選んでいいと言われたら、あなたはどちらを選びますか?
私はもちろん前者を選びます。

そして、自分もそうありたい、そうしたい、
今年の目標はそういう姿勢でことにあたること、
と発表をされた方が複数いらっしゃいました。

会の終りかけ、僕がその発言を拾って、
「この話をすると必ず『いや、準備が大切だ』と言いだす人がいるよね」
という話をしました、が、ここで時間切れ(苦笑)
この話題は懇親会の席に持ち越しました。

懇親会でも他の話題も盛り上がっていて、
この話だけしていたわけではないのですが。
とりあえず、ラストオーダーの時間にはこの話題を蒸し返しまいた。

実はこの話、
「そんなもん準備も大切に決まってるじゃないか」
と言ってしまえば終わりといえば終わりなんですが。

参加者の方からは
「準備をまるでしないで挑戦するのは、挑戦でなく無謀というんだ」
 という声をありましたが、まさにそういうことだと思います。
 
準備をすることはとても大事、だけどどこまで準備すれば万端だと言えるのか、
実はやってみないと体感できないことが多い。
だから、ある程度で準備できたらやってみる、のが大事。
 
どちらに比重を置くかはその人の置かれた状況次第なはずです。
慎重になり過ぎてチャンスを逃してしまいがちな人にはチャレンジを促し、
無謀なチャレンジをしがちな人には準備を強調するということです。
 
このことに限らないのですが
「Aが大切ですか?Bが大切ですか?」
って話題は、大半
「AもBも両方とも大切」
という結論にしかならないと思います。
別に「挑戦か、準備か」に限りません。
「論理が大切ですか?感性が大切ですか?」
でも
「規制緩和が大切ですか?規制強化が大切ですか?」
でも同じです。

その時々の状況、個々人の置かれた立場、によって、
Aに比重をかけるのか、Bに比重をかけるのか、
が変わってくるわけだし、
あるいは、どんなAを大切にし、どんなAは今は不要だとするのか(Bも同じ)
を考えることが必要なのだろうと思います。

白黒はっきりさせることが「決断」であるかのように思う風潮があって、
それがあたかもかっこいいことのように見えるかのかもしれませんが、本当は
「グレーゾーンに耐えること」、「あいまいさの中で平衡を保つこと」
のほうがかっこいいと僕は思っています。