日本復興に向けた人心一新を(中川秀直) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

日本復興に向けた人心一新を(中川秀直)


1日夕の記者会見で菅首相は、「復旧・復興に関しては与野党を超えて協力する態勢をつくりたい。自民党をはじめとする各野党とともに計画を立てていく形が生まれることを切望している」と述べた。切望しているだけではだめで、菅首相にしかできないことをやらなければならない。

この発言が、党利党略ではないこと、そして、菅首相が私心を捨てていることを証明しなければならない。

すなわち、与野党が対立している政策は総選挙後まで全て凍結すること、そして、菅総理が首相を辞任することである。

3月12日の与野党党首会談で菅首相は福島原発は大丈夫と説明した。この野党党首への説明が間違っていた。そして、その後の甚大な被害が出たことは事実だ。

過去の自分の判断が間違っていたことを認めたくないがゆえに判断ミスを連続することがある。日本の指導者が最も陥り易い問題だ。このミスを起こさず、大胆な対応に方向転換するためにも、日本復興に向けた人心一新を図るべきだ。

菅首相が、自らの出処進退を決断すべきは今である。

そして、真っ先に決断すべきは、米国の専門部隊の福島原発への即時投入である。

(4月2日記)中川秀直)