デフレ脱却国民会議シンポジウム:「1人1議員立法」運動の自民党からも日銀法改正案! | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

デフレ脱却国民会議シンポジウム:「1人1議員立法」運動の自民党からも日銀法改正案!

秘書です。
未来が明るくなるデフレ脱却国民会議シンポでした。

・学者のみなさんが日本経済のとめどもない漂流に胸を痛め、誰かが仕事の行き詰まりで電車に飛び込まなければならなくなるかもしれないようなデフレからの脱却を願い、日銀法改正を願っていることがよくわかりました。

・しかし、いまごろ、悔い改めないデフレ派のみなさんが動画中継をみて、一斉に反論メモの準備していることでしょう!反撃ブログももうあるのかな?

・さて、勉強になったことをメモしてみました。


(1)一所懸命にがんばっているのに報われない円高→金融政策の責任が大ですね


・パネリストも指摘していました。なんで産業界は金融政策に無言なのでしょう?


・ところが、金融政策の責任者は何の責任も問われない。これは法的欠陥です。

・金融政策の責任者のインセンティブが間違っていることが、今日の日本経済の苦境の根本的原因の入り口問題です。

・日銀法改正は立法府の責任ですね。

→中川秀直は、山本幸三先生(自民党の筋金入りのデフレファイター!:http://www.yamamotokozo.com/)らとともに自民党からも議員立法で提出する活動を開始する、だから民主党も出してはどうか、と提案しています。


→自民党はいま、一人1議員立法運動をしています。どんどんやりましょう。

→民主党も、有力な方が反対派みたいですね。

→他党のことでよくわかりませんが、ひょっとして、民主党は閣法の事前審査はしていないのではないでしょうか。閣法の事前審査がないのに議員立法の事前審査をするのはおかしくないでしょうか?事前審査なしで議員立法だしませんか?

しかも、ねじれ国会の前、鳩山政権時代に道路関係の法律を与党は国会で修正してください、といっていたではないですか。


→まず、議員立法は国会にだして委員会で審議する。そして委員会審議と党の審議を同時並行して、本会議段階で党議拘束かけるかどうか判断してはどうですか?ドイツはそんな感じと聞いたことがあります。これこそが、ねじれ国会を乗り越える知恵でしょう。

→まず、試しに、日銀法改正案でやってみようではないですか!



(2)いまや悔い改めない増税派にとってのモデル国家はスウェーデンのようです。

→日本をスウェーデンのような国家にしたいなら、中央銀行の政策もスウェーデンのようにしましょうよ。貨幣供給は日本は1.1倍、スウェーデンは4倍強!

どうですか増税派のみなさん、せめて、スウェーデンのような中央銀行の政策の真似をしては?

でも増税派の総帥がデフレ派の日銀派だからだめか・・・



(3)どうすればデフレの真実が理解されるのか?

→答えは、政治家が覚悟をみせるしかないですね。

→山本幸三先生が最後に指摘されていましたが、政治家の覚悟をみて国民は政策の重要性を判断します。

郵政民営化がそうだったじゃないですか。

小泉総理が覚悟を示さずに、あの重要性は理解できなかったでしょう?

党が分裂するかもしれないほど、みんな真剣になってはじめてそんなに重要なのかとわかる。

デフレの深刻さ、日銀に責任をもってもらうことの重要さは政治家の覚悟でしか国民に伝わらないことでしょう。


郵政民営化に匹敵する覚悟をもてば、できます!

→悔い改めないデフレ派はそれだけの覚悟でデフレ状態を維持しているのですから、デフレファイターも覚悟をもってやる価値はあるのでは?

日銀の金融政策なしに増税をしたらまずいことになる、ということは、官庁エコノミストのみなさんだって内心思っているはず。

デフレ下+円高政策+金融引き締め政策+増税政策=景気回復

これはエコノミストの良心としていえないでしょう。



(4)日銀は金融緩和しても借り手がいない、だから金融緩和してもしかたない、という神話で政界多数派の思考を支配していますが、これが間違っているんですね。予想インフレ率があがれば眠っている金が動く。昭和恐慌もアメリカの大恐慌も、これで脱出していくんですね。

・菅総理は企業が200兆円の内部留保はけしからんという。なら期待インフレ率を高めましょうよ!

・菅総理には、明日、山ほどこの考え方を否定するメモが届くでしょうね!

・量的緩和で予想インフレ率がかわり、株価が変り、為替がかわり、国民生活がかわっていく。

・これを否定したら、雇用もつくれません。


→もっと詳しくしりたいですよね!

今度、デフレ脱却国民会議の方に、YATOO JAPANにおいでいただきましょう!!




「デフレ脱却国民会議 第2回公開シンポジウム」

~イェール大学浜田宏一教授を囲んで~

日時:平成23年1月20日(木) 16時30分~18時 

場所:衆議院第一議員会館 1F 多目的ホール

パネリスト(順不同):
浜田宏一先生(イェール大学教授)
岩田規久男先生(学習院大学教授)
小沢鋭仁先生(元環境大臣、民主党デフレ脱却議連顧問)
浅尾慶一郎先生(みんなの党政策調査会長)
中川秀直(自民党元幹事長)
モデレーター:高橋洋一先生(嘉悦大学教授、政策工房代表)  


会場には、渡辺喜美先生ほか、大勢の議員も来ておられましたね。