増税オールスターズ進駐:マクロ経済運営はこんな発想になるんでしょうか? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

増税オールスターズ進駐:マクロ経済運営はこんな発想になるんでしょうか?

秘書です。

過去の経済財政政策担当大臣の発言から分析するとき、菅民主党政権の経済財政運営は、こんな感じでしょうか?



1.GDPギャップが残っていても(つまりデフレでも)成長率が潜在成長率を上回ったときには増税できる

・デフレを全力で阻止しようとする世界の政策当局にとっては狂気の考え方ですね。
・今や日本の潜在成長率は0%!つまり、プラス成長になった瞬間に増税できるわけですね。
・なぜ日本の政策コミュニティがこのような狂気をこぞって支持するのか?戦前、大恐慌下で金解禁のデフレ政策をやった当時もこんな感じだったんでしょうね。戦前も今も、痛むのは庶民だけで(税金に依存している)政策コミュニティは関係ないからなんでしょうか。(広告費に依存するマスコミは持続不能だと思うんですけど、最前線の記者のみなさん、それでいいのでしょうか?)

2.名目成長率を高める政策は悪魔の政策である

・世界の物価の安定の常識はCPIで2-3%です。デフレ放置こそ悪魔の政策です。
・物価上昇率0%になるとフォワードルッキングに金融政策を引き締めに転ずるデフレターゲッティングポリシーと、潜在成長率0%を上回ると増税出来るという財政政策がミックスされると、一体どんな政策になるのでしょう?日本経済の「墓掘り政権」になりそうですね。

3.埋蔵金は伝説の類

・「霞が関埋蔵金伝説」といわれて以来、毎年12月に大量の埋蔵金がでてきましたが。
・そして、民主党政権は、せっせと独法の不用資産を本省への埋め戻しをしています。(不要資産は全てを売却はしていません。活用という名の埋め戻しです。たとえば、土地さえ持っていれば上モノを貸し出して、そこに管理会社とかの形で天下りできますからね。)

4.リーマンショックは蜂に刺されたようなもの

・大量のスズメバチに攻撃されたようなものだったから、政権交代になったんじゃないでしょうか。
・物価上昇率0%になるとフォワードルッキングに金融政策を引き締めに転ずるデフレターゲッティングポリシーと、潜在成長率0%を上回ると増税出来るという財政政策がミックスされた結果としての、日本経済の打撃は、きっと、カタカナ文字の何か外的要因のせいにされることでしょう!


これがどうして、国民の生活第一。なんでしょう?