(世論調査)「降ろされる前に解散を」ということが、解散の大義名分なのか | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

(世論調査)「降ろされる前に解散を」ということが、解散の大義名分なのか

下記の調査結果から次の点が読み解ける。

内閣支持率20%割れ、不支持率70%超、そして、次期衆院選の投票先で、自民党18・8%、民主党35・8%、未定37・0%となっている。

にもかかわらず、早期解散を強行しようとするということは、その理由は、本当に「降ろされる前に解散を」ということなのか。それで、解散の大義名分になるのか。

民主党は「政権交代」の旗を掲げて民意の支持を集めている。民主党の政権交代の目的は「霞が関改革」「地方分権改革」になりつつある。

今国会で「霞が関改革」のめどをつけ、次期衆院選で「地方分権改革」についての堂々たる論戦を交わす。それが王道ではないか。

だからこそ、幹部公務員法案を含む、公務員制度改革関連法案の今国会成立が必要なのである。早期解散論とはそれをできなくすることを意味しているのである。

「政権交代」してもできないような「霞が関改革」を、自民党がする。

「政権交代」してもできないような「地方分権改革」を、自民党はする。

そのことをしっかりと示すために隊列を立て直すべきときなのである。(6月29日記)


(参照世論調査)「新報道2001」の6月25日調査の結果

「内閣支持率は前回調査(6月18日)に比べて1・2ポイント減の19・4%、不支持率は1・4ポイント増の73・8%、わからないは0・2ポイント減の6・8%。

次に行われる衆院選挙では、どの党の候補者に投票したいですか。

自民党が2・4ポイント増の18・8%、民主党が4・8ポイント減の35・6%、公明党が1・2ポイント増の3・8%、共産党が2・0ポイント減の2・2%、社民党が0・4ポイント増の0・8%、国民新党が同じの0・4%、新党日本が同じの0・0%、無所属・その他が0・2ポイント増の0・8%、棄権が0・2ポイント減の0・6%、未定が2・8ポイント増の37・0%。

次の総理にふさわしいと思う人は誰ですか。

鳩山由紀夫15・0%、舛添要一8・4%、岡田克也7・8%、東国原英夫7・6%、小泉純一郎5・8%、麻生太郎4・6%、小沢一郎3・6%、小池百合子3・2%、鳩山邦夫3・0%、石破茂2・8%、石原伸晃2・6%、与謝野馨2・4%、菅直人2・0%・・・わからない21・2%。

東国原知事が自民党の古賀選対委員長から次期衆院選出馬を要請されましたが、それについてどう思いますか。

東国原知事が自民党から出馬することに賛成26・4%、出馬することに反対63・6%、わからない10・0%。

ご自宅に太陽光発電設備をお持ちですか。

持っている2・6%、持っていない96・6%、わからない0・8%。

持っていないと答えた人のみに、今後、導入したいと思いますか。

思う30・0%、思わない60・5%、わからない9・5%」。