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絵本にできないかなぁと、考えました。


タイトル




「ショコラのしっぽ」

ショコラ。1才。女の子。しっぽが短い。

ショコラの仕事はあそぶこと。毎日元気にあそぶ。


ショコラにはお兄ちゃんやお姉ちゃんがたくさんいる。妹も1人。ショコラを入れて全部で10人いる。ショコラは9番目の女の子。

1つだけきにしていることがある。しっぽだ。ショコラのしっぽは短くて丸いからウサギみたいだ。

なんでショコラのしっぽだけ短いんだろう。

ある日、夢をみた。

チャトラのマイケルという猫が現れてこう告げた。

「北海道に行けば、しっぽはあるよ。」


仲良しで温和な、ちびたに相談した。

「北海道に行こうよ。ぼくも探すの手伝ってあげるよ。」

だが、地図を見てビックリした。歩いていくつもりだったけど、遠い。だから、船で行くことにした。

だが、船代がない。

だから、しばらくはちびたと二人で中野駅前で、大道芸をして旅費をためることにしよう!そう決めた。

だが、その前に芸事を身に付けなければならない!二人はたちあがった!

しかもポケットがないから、お金をもらってもしまう入れ物がない。リュックサックを2つかった。

ちびたのボケと、ショコラのつっこみ漫才、ギターを弾きながら弾き語り。猫酔拳、猫座頭市、猫ヌンチャク、影とちびたのおにごっこ、ショコラのプロジェクトAすたんと、ちびたの一輪車、たくさんやって旅費を稼いだ。

北海道にいくぞ!しっぽをさがそう!


北海道についたはいいが、呆然とした。

広すぎる。

探しだしてはみたが、みつからない。3日探したがみつからない。

みつからないかもしれない。

あきらめかけたその時!8人の影が現れた。

マミタス!!

「心配したわよ。ここじゃないかと思ったわ。」

ミルクバン

「こいつ!水くさいぜ。言ってくれたらよかったのに。」

らいじろう

「僕は一匹猫だが、たまには群をなすのも悪くないね。」

ルナ

「月に代わってお探しするよ。」

ネギ

「きっと綺麗でかわいいしっぽがみつかるわ。」

ぽこにゃん

「ぽこにゃん!!」

またろう

「僕たちが手伝うよ。」

つくし

「わたしに任せて!」

さぁ!みんなで手分けして探そう!!

みんな、ありがとう。ショコラの瞳にはキラキラと涙が溢れた。

だが、探しても探してもみつからない。

どうしても、どうしても、みつからない。


力尽きてみんなで倒れていたところに保健所のお兄さんが来てくれて保護された。

中野に飼い主がいて、探していた10匹の猫たちであることがわかり、中野に帰ってきた。

こうして、ショコラのしっぽを探す旅は終わった。

ショコラのしっぽはいったいどこにあるんだろう。ショコラのしっぽは見つからなかった。

みんな!おやつよ!

マミタスがご褒美にチョコレートを作ってくれた。

らいじろう、ルナ、ねぎ、ミルクバン、ぽこにゃん、またろう、つくし、ちびた。

みんなの形をしたチョコレートだった。

そして、ショコラ。

「はい。ショコラのチョコレートはこれ。」
それは長いかわいいしっぽのついたチョコレートだった。

「わぁー!ショコラのしっぽ、かわいい!」
みんなが微笑んでいる。

ショコラのしっぽはみつからなかった。

だけど、ショコラはかけがえのない家族という絆をみつけることができました。

ショコラのしごとはあそぶこと。今日も元気にあそぼう。


おしまい。