月いち、ポケスマの収録の合間に秋山画伯がかきためてきたまさ樹連載もクライマックスに突入、今回の超展開をお見逃しなきよう、、、
 
 
浴びるように酒を摂取するしかなかったまさ樹がみつけたのは一本の古ぼけたギターであった
仕事も服も金も信頼も、えまも失ったまさ樹には、、
 
歌しかなかった
そう、持ち歌は永遠にまさ樹のものだ
しかし遠い記憶の彼方に封じ込めてあったまさ樹の代表曲は少しずつまさ樹を揺り動かし、行動に移させた
代表曲それは主演した映画Kissの主題歌
ロスだった
この映画のときに浮かれ我を忘れ結果全てを失ったスキャンダルがおきたのだった
全て自分の愚かなあやまちのせいで
あのときえまを傷つけた
 
なにもかも失わずにすんだかもしれなかったのに、、、
 
 
遠い記憶をたどりながら、まさ樹歌った
Kiss、Kiss、Kiss、、、
サビのメロディはどこか物悲しく響きわたる、
空虚なまさ樹の眼差しに懐かしいフレーズが涙を呼び起こした、、、
 
なにもないまさ樹は、ただひたすらに、歌い続けた
ひたすらに、ただロスだけを歌い続けた
Kiss、KissKiss、、
ひたすら歌い続けたまさ樹を取り囲んだのは異様な姿に恐れ不審がる町人たちだった
気味が悪い、恐ろしい、ざわ、ざわ、、、
しかしそんな声もまさ樹には届かない
まさ樹は心を闇の深淵に押し込めるようにただ、歌い続けた
一糸まとわぬまさ樹だったが、いつのまにかみについていたすごい足技が継続していたため、股間の露出はかろうじて、まぬがれていた
 
              しようこ